出版社内容情報
広島に暮らすアレルギーの子どもをもつ3人のお母さんが作ったレシピ集。市販されているアレルギー用のおやつは、手に入りにくく、値段も高い。そのうえ、種類も限られている。ならば! 卵・牛乳・油を使わないおやつを作ろうと、はぶける材料ははぶき、砂糖の量もぐっと減らして、試作をかさね誕生したおやつ、おかずの数々。簡単、短時間で、材料もどこの家庭でも手に入るものばかり。お父さんも子どもだって作れます!
はじめに
8 おかず活用法
9 食材について
17 器具について
19 基本! 重ね煮・重ね料理
20 基本! だしのとり方
主菜
「今日、何にしよう?」と、献立を考えるとき、マンネリにならないよう、そして、栄養のバランスも考え、毎日毎日苦労しています! まして、アレルギーがあれば食材が限られてしまい、味付けも、調理法も、今までのやり方を見直す必要が出てきます。実際、私たちもそうでした! ただでさえ悩んでしまう献立をその限られた食材で(その当時は食べられない食品のほうが多い気がしていました)作っていかなければならないのかと思うと、正直、とてもたいへんだったように思い出せます。ときには、いろんな情報に振りまわされ、動揺したり、外野もけっこううるさかったりしてながら(材料を足したり引いたり)活用していただければと思います。
最後に、アレルギーになったことでの出逢いは貴重でした。アレルギーだったからこその気づきは大きく、私たちの心を豊かにしてくれました。きっとこれを読んでくださっている方々も大きくうなづいていらっしゃるでしょう! 今、うなづけなくても、そんな日がくることをお祈りしつつ
内容説明
近所のお友だちと遊ぶとき、幼稚園・保育園などの行事で一緒に料理を作るときなど、このレシピがあれば、アレルギーのある子もない子も、へだたりなく楽しめるのではないかと思います。アレルギーも、いち個性として認めたい、子どもたちには胸を張って歩いていってほしい…。また、そういう世の中になってほしいとも願っています。
目次
主菜
副菜
スープ
ごはん
めん・お好み焼き
コピー
たれ・ドレッシング
イベントアイデア
著者等紹介
中島えつ子[ナカシマエツコ]
小6・小3の男の子の母。訪問看護にたずさわる看護婦でもあり、趣味のものづくりに励むお気楽者でもある。将来は地球にやさしい(?)田舎暮らしをして、好きなものを創って生きていけたら幸せ
田辺尚世[タナベヒサヨ]
小6・小3の女の子の母。子どものアレルギーが私の人生を変えてくれたと思います。すばらしい友との出会い、そしてそこからいろんな活動へと広がっていきました。今は農の大切さを仲間と考えている
東佳子[アズマヨシコ]
結婚後、アレルギーが発覚した主人と小6・小4の女の子、小1・4歳の男の子の6人家族。栄養士の資格を持っているが、家族全員の身体の状態をみつめながら食に向きあってみると実際の食生活は学校で学んだこととは大きく違っていると実感する
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