アイヌの知恵・ウパシクマ〈2〉

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  • サイズ B5判/ページ数 239p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784880242354
  • NDC分類 388.11
  • Cコード C0037

出版社内容情報

 中本ムツ子さんが子どものこと母親や祖母から聞き覚えたアイヌ民族の知恵と伝承の話(ウパシクマ)を私たちに語りかけてくれました。本書はそのウパシクマの語りを絵ものがたりにしたものです。
 アイヌ語の表記と単語の説明をつけ、編者による作品解説とアイヌ語文法解説もあり、アイヌ語入門書としても最適です。日本語および英語での対訳も併記されています。※音声CD別売

はじめに
語り手、画家、編・解説者紹介
アイヌ語表記について

絵本
第6話 クコロ セタ 私の犬
第7話 チェプコイキ 川漁の話
第8話 ヤイウェンヌカラ オルシペ つらい話
第9話 アエプ アミプ ポカ アン ヤクン 足ることを知る
第10話 ヤクサクペ シネプ カ イサム この世に無駄なものは無い

ウパシクマ解説
第6話解説 〔コラム〕ウパシクマとは
第7話解説 〔コラム〕川(ペッとナイ)
第8話解説 〔コラム〕アイヌの宝物
第9話解説 〔コラム〕アイヌ語地名は正直
第10話解説 〔コラム〕アイヌとインディオ

単語索引
参考文献他
English Spelling and pronounciation guide
おわりに


内容説明

本書は、北海道千歳市に住む中本ムツ子さんというアイヌの女性が語った祖先からの言い伝えをアイヌ語の絵本にしたものです。

目次

絵本(私の犬;川漁の話;つらい話;足ることを知る;この世に無駄なものは無い)
ウパシクマ解説

著者等紹介

中本ムツ子[ナカモトムツコ]
1928年1月30日、北海道千歳市蘭越に生まれる。アイヌ語を母語とする父・中本幸平、母・テルのもとで自然にアイヌ語およびアイヌ文化を身につける。14歳まで一緒に暮らした祖母・カナパンからも強い影響を受ける。1975年、千歳の古老たちを自営のドライブイン・レストランに集め励ましながらアイヌ文化の伝承活動を始める。1991年、千歳アイヌ語教室の創設に加わり運営委員長となる。1992年国立劇場および遠野民話博覧会などで白沢ナベ氏と共演。長年にわたるアイヌ文化の伝承保存の活動に対して、千歳市民文化奨励賞を贈られる(1992年)。千歳アイヌ文化伝承保存会会長

片山龍峯[カタヤマタツミネ]
1942年東京生まれ。片山言語文化研究所代表。東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語科卒。1986年、私家版「アイヌ語単語集(道東方言2500語)」を制作。1987年「萱野茂 アイヌ語会話初級編」全4巻を編む。1992年「アイヌ語会話集1・凍ったミカン」発行。1995年「カムイユカラ」発行。著書に「日本語とアイヌ語」(すずさわ書店)増補版1997年。共著に「アイヌ学の夜明け」(小学館)、「アイヌ語の集い(知里真志保を継ぐ)」(北海道出版企画センター)。「アコロイタク」(北海道ウタリ協会)、同ビデオ版発行

西山史真子[ニシヤマシマコ]
1964年北海道生まれ。北海道ハイテクノロジー専門学校非常勤講師(デッサン)。グループ展や個展を中心に作品を発表し、具象画によって心象を表現。アイヌ語テキスト「アコロイタク」、絵本「カムイユカラ」をはじめアイヌ文化関係の著作物のさし絵などを描いてきた。千歳市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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