内容説明
化学は歴史だ、とはじめに変なことをいいます。でも本当のことなのです。断っておきますが「化学の歴史」ではないのです。「化学は歴史」なのです。教科書にはたった一行の法則も、その裏には長い苦闘と葛藤の歴史があり、それを知って思わずそうかとうなることも少なくありません。実際授業をしていて、そういう場面にぶつかり生徒の顔が輝くことがあります。それは教えているものにとって何ともうれしい瞬間です。学ぶとは人間として生きることの意味を悟ることでもあります。
目次
原子論の誕生
化学変化とエネルギー
エネルギーとエントロピー
エントロピーと平衡
酸化と還元
電池の化学
見えない気体
オゾンの世界
鉄物語(材料編;物質編)
ガラス物語