内容説明
ラース・フォン・トリアー、アキ・カウリスマキ…。作家の個性が強烈に光る北欧映画の数々。１９９０年から最新のものまで、カルトな人気作・話題作の情報を満載。北欧５ケ国（デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン）の近作・新作映画にフォーカス。現地ジャーナリストをまじえた各国の映画事情レポート、映画１００本の解説、主要キャスト・スタッフ１００人の人名録…。その他、多数の資料を収録して新しい北欧映画の世界、「ノルディック・シネマ」を紹介。
目次
各国レビュー―’９０年から現在までの動きをたどる（デンマーク―デンマーク映画のアイデンティティーと「ドグマ９５」；フィンランド―現代フィンランド映画における振興政策と作家性；アイスランド―アイスランド映画・近作紹介 ほか）
北欧映画製作事情―撮影製作現場・映画祭・映画人教育（デンマークのフィルムタウン；アイスランドの映画製作と補助金システムの問題点；イェーテボリ国際映画祭 ほか）
ノルディック・シネマ作品別紹介（「私は好奇心の強い女」イエロー篇／ブルー篇；ムンク愛のレクイエム；ラスムスくんの幸せをさがして ほか）
付録 ノルディック・シネマ 北欧映画、その歴史的変遷―映画発明から１００年のあゆみ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな（灯れ松明の火）
21
最近、北欧映画を観ることが多くなり、北欧映画は他にどんなものがあるか知りたくて読みました。ドグマ９５は恥ずかしながら初めて、知りました。日本で劇場公開された映画に絞っているのでまだ、公開されてないニコラス・ウィンディング・レフィン監督が紹介されてなくて残念（’・ω・’）だけど、クリストファー・ボー監督が注目の若手でレフィン監督を推していたり、マッツ・ミケルセン氏やミカエル・ニクヴィスト氏が紹介されているのは嬉しかったです。しかも『ブリーダー』の一場面で登場していた『散歩する惑星』も紹介されているのも驚き。2016/08/29
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