少年写真新聞社写真絵本<br> 大津波のあとの生きものたち

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少年写真新聞社写真絵本
大津波のあとの生きものたち

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  • サイズ B5判/ページ数 47p/高さ 19X27cm
  • 商品コード 9784879815149
  • NDC分類 E
  • Cコード C8745

内容説明

大津波をくぐりぬけた生きものたちは、なぜ消えたのか!―3・11東日本大震災から4年。津波のあとの海岸を歩き続けた著者が出会った、生きものたちの数奇な物語。

著者等紹介

永幡嘉之[ナガハタヨシユキ]
1973年、兵庫県生まれ。自然写真家。信州大学大学院農学研究科修士課程修了。専門は保全生物学。日本チョウ類保全協会事務局員。東北地方と極東ロシアを舞台に、里山の歴史を撮りつづける。2011年の東日本大震災以降は、津波跡地での動植物の調査・保全にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

92
2011年3月11日、東日本大震災により起きた大津波は、人が海岸に作った堤防を壊し、防風林をもぎ取り、畑を、池を壊しました。それから1年、2年と草花が咲き、多くの昆虫や動物が住み着き、自然が戻って来ました。3年目からは、その自然の営みを、人が住みやすくするために大きな堤防を拵え、海岸と陸地を分断し、防風林として黒松を植え、虫などが多くいた壊れた畑に土を入れ畑を作りと、人間が住みやすいように自然を変えていきました。このため戻った自然が破壊され、壊した自然は、もう戻ることがありません。🌿続く→2021/04/18

Kawai Hideki

90
3.11の津波の後の海岸線で、自然の回復力をつぶさに追う写真絵本。津波のあとの痛々しい瓦礫の山から、広々となった砂浜へ。その後、鳥や草花、様々な昆虫が姿を現す。水田だったところは、ミズアオイの真っ青な花が埋め尽くす。それまで水田や水路で塞がれていた土砂が津波でかき回され、土の中で何十年も眠っていたタネが地表に出てきて芽を出したらしい。他にも、キツネの糞を丹念に調べて、どんな動物・昆虫が戻ってきているかを調査するなど、自然観察の鋭さがすごい。やがて、人々の営みが戻るにつれ、つかの間の自然は再び消えていく。2016/05/29

モリー

85
大きな津波は、多くの人命を奪ったばかりか、多くの動植物の命をも奪いました。皮肉なことに、海岸沿いに人間が作った防波堤が津波で破壊され、農薬で汚染された表土が流され、クロマツの林がなぎ倒された後、動植物たちの世界は急速に蘇りました。クロマツの林に代わって沢山の種類の木がしげり、虫や鳥が集まり、農薬の影響であまり見られなくなっていた花も咲きました。もともと東北地方の海岸線には色々な花が咲き、広葉樹の林が広がっていた事を教えてくれたのです。しかし、復興が進むにつれ、せっかく蘇った豊かな自然は再び失われました。2021/03/18

パフちゃん@かのん変更

65
もちろん大津波で失われてしまったものは元には戻らない。すべて受け入れて、前に進むしかない。ミズアオイの話が心に残りました。もと田んぼだったところが津波で流されて荒れ地に幻の花と言われていたミズアオイが一面に群生している。土の中深い所で何十年も埋もれていたミズアオイの種が津波で土がかき回され地表に出てきたのだろう。美しい群生だ。しかし、復興が進んでくるとまたミズアオイは見られなくなった。自然と人間の共生は難しい。2017/11/12

papapapapal

43
3.11。大津波で洗い流された海岸線に命を吹き返した動植物たち。津波のあとの砂浜に咲き誇る花、湿地を飛び交うトンボ、水面にさざ波が立つほど群れるメダカ。しかし…復興の工事が進むにつれ、それらは再び姿を消すことになる。おそらくもう、二度と戻ることのない海岸の自然。「自然豊かな海辺をそのまま未来に残す知恵は、本当になかったのだろうか…」。筆者の永幡さんは、失ってしまった「自然の豊かさ」について考え続け、本当の豊かさとは何なのか、大きな疑問を投げかける。私たち人間が進むべき方向って…一体どこなんだろう。2021/04/14

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