出版社内容情報
「若いうちはいいけれど歳をとったらひとりはさみしいわよ」とみんなが言う。そんなオドシに堂々反論。もう老後は怖くないからね。
この本、男性にも役立つように書いたのだけれど・・・、信じてもらえるかしら?(著者)
「男も、この本を、密かに読むべきだ」(読者・男)
「最後の3行に大爆笑」(読者・女)
内容説明
結婚していようがいまいが、だれでも最後はひとり。「これで安心して死ねるかしら」
目次
第1章 ようこそ、シングルライフへ
第2章 どこでどう暮らすか
第3章 だれとどうつきあうか
第4章 おカネはどうするか
第5章 どんな介護を受けるか
第6章 どんなふうに「終わる」か
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学大学院客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞を受賞。近年は高齢者の介護問題に関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
60
B 結婚していてもいずれは一人。子どもたちだって県外に居ればあてにならない。なにはともあれボケずに元気でいなくては。2010/01/05
yumiha
48
『おひとりさまの最期』と重なる内容だった。大雑把な私は、なるようにしかならん、その時になってその状況に沿って考えればよいという場当たり的な感想だった。結局私もおひとりさまになるかもしれないけれど、「介護される側の心得10か条」も「死に方5か条」も、それを数え上げて確かめて守れるほどの身体的精神的余裕がある場合のことだと思う。どうにもこうにもなりまへんという場合も想定すべきかもしれない。楽しめたのは、遺骨を大文字山で散骨してほしいというウエノさんの希望。何も知らずに京都人も観光客も菩提を弔うのねん(笑)。2023/05/14
金吾
45
成る程と思える部分と強引すぎる話だなと思える部分がありますが、女の人が最後に一人になる可能性は高いのは事実なので、この本が話題になったのはよくわかりました。老後は心の平安を如何にして保持するのかと孤独の恐怖を如何にして克服するのかなのかなと感じました。2023/03/04
団塊シニア
40
80歳以上になると女性の80%に配偶者がいないという事実があり一人ライフの条件として健康と時間、自由になるお金と自分のための空間の4つをあげている。自分の生き方は自分で決めるという自立の概念を筆者は薦めてる。2012/02/28
蓮華
31
以前にエンディングノートを書いてみたときに、これから先結婚しなかったら私はどうなるんだろうと真剣に考えた。 それから下流老人とか老後の本を読んで絶望を感じていた。 この本は金銭的余裕と、友人の大切さをメインに介護される側の姿勢など、とても参考になった。 お一人様の幸せが説かれています。2018/03/16