科学は臨死体験をどこまで説明できるか

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879191632
  • NDC分類 490.14
  • Cコード C1040

内容説明

臨死体験のなかでも、「心停止状態における」患者がときどき報告する生々しい体外離脱報告に科学の焦点をあてながら、「われわれが死ぬとき何が起こるのか」を徹底的に検証し、その研究が実は「意識はどのようにして生じるか」という万人にとっての謎と深く関わっていることを看破した、若き救急救命医の情熱の書。

目次

第1章 古今東西の文献に見る臨死体験
第2章 研究プロジェクトの立ち上げ
第3章 死ぬとはどういうことか?
第4章 科学の謎
第5章 脳と心の関係
第6章 生命の素材
第7章 それは現実か?
第8章 ホライゾン
第9章 未来に向かって

著者等紹介

パーニア,サム[パーニア,サム][Parnia,Sam]
呼吸器科と救命救急科の専門医として、イギリスの複数の病院とアメリカのカーネル大学付属病院を行き来している。臨死体験の研究者としての顔も持ち、意識研究グループを設立し、ホライゾン研究基金の役員をつとめている。要請にこたえて多くの講演を行ない、マスコミにも何度も取り上げられている

小沢元彦[オザワモトヒコ]
東京大学理学部物理学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

4
臨死体験のデータを集めるのは容易ではない。データを集めるのは聞き取り調査となるが、残念ながら人の記憶というのは巷で信じられているほどにしっかりしたものではない。聞き取りをお行う人間は無意識のうちに自分の求める方に誘導しがちであり、そうしてしまった場合には得られたデータの意義が薄まる。しっかりとした調査を行うにはお金が必要だが、そのような成功率の低いものにお金を出してくれる基金はない。2015/06/05

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