日本の名随筆 〈別巻 ２３〉 広告 天野祐吉

天野 祐吉【編】

作品社（1993/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 260p／高さ 19cm
• 商品コード 9784878938436
• NDC分類 914.6
• Cコード C0395

目次

物売りの声（寺田寅彦）
コマーシャル（山口瞳）
マグロとミルク（荒俣宏）
中吊り広告を見て考えたこと（野坂昭如）
問題ＣＦ（椎名誠）
「ウリ用語」（林真理子）
あのこはチンドン屋の娘だった（田中小実昌）
新聞広告あれこれ（青木雨彦）
眼と頭と心（開高健）
ベイビー！甘えあってるかいッ。（糸井重里）
広告の常識（南伸坊）
スーパーのチラシ研究（橋本治）
人間的品位についてのＣＭ的考察（島森路子）
公共ギャグ広告（中島らも）
時代の自画像（天野裕吉）〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きょ]

名随筆で「広告」ってのも面白そうで、それに筆者がそうそうたる顔ぶれ。これだけ揃えるのは大変ではと、楽しみに読んだ。広告をこんなにバラエティに富んだ価値観というか捉えているのに感心した。どれも面白いのだが、浅田彰氏の人間にはスキゾ型とパラノイア型があるの下りは膝をぽんぽん叩いて読ませてもらった。自分はサラリーマンだった、いや今もサラリーマンしているけだ、どうして座り心地が悪いのか、よっとしたらスキゾ型ではないかと今更ながら思う次第である。早く脱サラしたい。

2012/09/12