感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
38
★★★少年２人の冒険物語でありファンタジー。内容がよく理解できないままに読了してしまったのでなんとも言えないが、ただ全体的に包まれている雰囲気は悪くない。またいつか、再読の価値あり。2014/04/26
まゆら
18
文庫は既読だけど、文庫には載ってないデルヴォーやコーネル、アーサートレスの作品の写真が所々に挿入されていて夢のある本なのでこちらも入手した。風景の描写や小物使いなどやはりとても巧みで、言葉で作られた美しい世界を想像するのが楽しい読書でした。2015/08/31
あき
11
★★★★☆ これは好きなタイプの長野さんの小説。長野まゆみワールドを飛行船や潜水艦で冒険してじっくりと味わえる。お喋りな鸚鵡に、降り注ぐ流星群をホウキで集める人々、流星の粒で作るシトロン・プレッセ。一晩の夢を追いかけているようだった。2017/07/07
ひなた*ぼっこ
10
夏至祭の数日前、ミシエルとプラチナは特別遊覧飛行の切符を手に入れる。真夜中にそっと家を抜け出し、遊覧船に乗り、南国の花が綺麗なホテルに泊まり、廃線になってるはずの特急列車が動き出し、そして水の中から表れた潜水艇が空を飛ぶ。物語もわくわくするんだけど、何よりキラキラした描写が素敵。肉桂(ｼﾅﾓﾝ)の香りがするドロップの琥珀玉、金縷で縁どられた蘇芳色の天幕、瑠璃青に輝く蝶の群れ、星青玉(ｽﾀｰｻﾌｧｲｱ)のような白銀の光煌。そして、この本の文字の凹凸とインクのかすれ具合はもしかして活版印刷なのでは。2020/09/09
紫陽花
8
少年達が過ごした幻みたいな短い旅の話。ありえない世界でも楽しそうにあっちへいったりこっちへいったりするもんだから読んでる私がハラハラ笑 ミシエルが言った「＜Mon ami *****！＞」の後半に入る言葉が気になる。何と言ってプラチナをうろたえさせたの！ちなみMon amiはぼくの友達という意味だそう。2014/06/23
