内容説明
「震災の真実」を語る「本当の言葉」。東日本大震災から八年。ぼくらは未だ、震災のことも、震災後のことも、わかっていない。当事者たちは今、どのような密やかな想いを抱えているのか。被災地で言葉を集める者は、何に直面し何を考えるのか。
目次
1 当事者たち(家族という壁;藤田直哉さんへの手紙;あの日からのこと;「分からない」から始まった)
2 被災地の言葉を集める者たち(語りにくさをくぐり抜ける、小さな場づくり;「亡き人への手紙」から考えざるを得なかったこと;震災後に書き始める;彼らの原発;被災地で本を編む;信頼できる状況を作り出すために―「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の挑戦)
3 特別寄稿(“冬の大三角”座で正しく不安を学ぶ)
著者等紹介
藤田直哉[フジタナオヤ]
1983年札幌生まれ。批評家。日本映画大学講師。2015年に『文學界』の新人小説月評担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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