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内容説明
希望を持つよりはいいだろう。「単純に善意だけではダメですね。人は常に善意だけで生きているわけではないから」相反する感情、矛盾するものの同居。この人間のおかしさは、芝居にしてみるとよくわかる。
目次
序 柄本明の授業前(柄本明プロフィール;授業前インタビュー)
1 芝居入門(「見る」「見られる」関係の自分;芝居って何? ほか)
2 芝居づくり(「絶望」の街頭取材;「絶望」の家族取材 ほか)
3 「絶望」の芝居・発表(子どもたちの芝居;子どもたちの感想 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anken99
4
有名人が母校を訪ね、子供たちを相手に授業を行う、NHK「ようこそ先輩」。いくつかの回が書籍化されているが、見城徹氏に続いての読了となった。が、さすがは「怪優」柄本明氏。5日間にわたって続けられた授業の最終日には、子供たちが自作演劇を熱演する。そのテーマは「絶望」。劇を作る前には、学校の外に出て「絶望」についていろいろな人にインタビューを行ったり、アプローチも大変興味深い。そのなかで出てきた「希望があるから絶望がある」「絶望があるから希望」があるという言葉は、いいえて妙だと思った。こんな授業を受けてみたい。2015/10/16
永野間かおり
3
印象的だった柄本さんの、「恥ずかしさをもった人の方がいい」という言葉。これたしか、星野源さんが松尾スズキさんから「恥ずかしさを知れ」と学んだとお話しされていて、表現者に欠かせない基本姿勢なのでは、とおもった。子どもとのやりとりも興味深い。2015/01/25
ヘンリー
3
これ1冊まるごと柄本明の演劇論。柄本は自分では書かないから、こういう本は貴重だ。劇団の教材にも使えると思う。2010/02/10
gurisan
2
★★★☆☆ 演劇-別の人間を演じる、その奥深さは演じたものではなくてはわからないだろう。人は深い。そして、単純だ。子どももそう。その子どもが、名作と言われる主人公たちを演じる、その過程が面白かった。柄本さんもこの本で好きになった。2009/07/18
黒胡椒
1
こどもの素の演技を面白いと思う、という感じ方が印象的だった。2011/02/25