目次
運命の一瞬、東郷ターン/日本海海戦の真実―その時、一九〇五年(明治三八)五月二七日午後二時五分(ゲスト/半藤一利)
世紀の対決、沢村対ベーブ・ルース/日本プロ野球誕生の時―その時、一九三四年(昭和九)一一月二〇日午後二時~三時三〇分(ゲスト/池井優)
天下分け目の天王山/秀吉・必勝の人心掌握術―その時、一五八二年(天正一〇)六月一三日(ゲスト/堺屋太一)
幕末のプリンセス、日本を救う/皇女和宮の悲願―その時、一八六八年(慶応四)三月一八日(ゲスト/杉本苑子)
新選組参上!/池田屋事件に賭けた若者たち―その時、一八六四年(元治一)六月五日午後一〇時(ゲスト/浅田次郎)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いざなぎのみこと
14
「八月の御所グラウンド」に描かれていた沢村栄治を詳しく知りたいと思い、読んでみました。あの、ベーブルースを完全に抑え込むピッチングを戦前に日本人がするとは。今の大谷選手以上のフィーバーだったのでしょう。しかし、その後、徴兵され、肩を壊してしまう。それでもバッターとして帰ってきたいと願っていたなんて…。野球、思う存分やらせてあげたかったです。他にも日本海海戦の東郷ターン、秀吉の天下分け目の人心掌握術、皇女和宮の献身、新撰組決死の池田屋踏み込みなど、歴史が動いた出来事満載で、面白い一冊でした、2024/03/19
α0350α
9
新選組以外はあまり詳しく知らない話だったので、その時どんな決断がされたのかというところが面白く読めました。沢村の試合とかこれは音源が残っていたんですかね。とても雰囲気があって良かったです。また他にも読んでみたいと思いました。2015/09/30
りょちみ
8
昔テレビでたまに見ていた程度でしたが思い出して本を借りて読んでみました。コンパクトにまとまっていてわかりやすいので初学者が概要をつかむのにはいいかも。ただ元々映像で作ったからなのか、やはり絵があればもっと内容が入ってきやすいんだろうなという書き方だと思います。いくつかエピソードがありますが、中でも和宮様の降嫁と家茂の死、天璋院篤姫との関係、天皇家と幕府に挟まれた苦悩を思うと泣きそうになります。年表もついているので流れもわかりやすい。史跡も訪ねてみたくなりました。2018/07/31
aika
7
どのお話もすごく面白くて楽しめました!特に沢村栄治vsベーブルースの対決はわくわくしてページをめくる手が止まりませんでした!東郷平八郎のバルチック艦隊撃破の丁字戦法の説明も平易だったので理解しやすかったです。和宮の凛とした強さに惹かれたし、新撰組にも興味が湧きました。さくさく読めるので息抜きにぴったりです。2014/10/24
あんさん
2
さらっとした書き方で読みやすい。東郷平八郎、沢村栄治、天王山、皇女和宮、新選組 2020/12/06