幻冬舎文庫<br> さらば、わが青春の『少年ジャンプ』

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幻冬舎文庫
さらば、わが青春の『少年ジャンプ』

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784877285258
  • NDC分類 051
  • Cコード C0195

内容説明

最高発行部数六百五十三万部。『少年ジャンプ』神話はいかにつくられ、崩れていったか。一九六八年、先行誌に九年遅れて十万五千部で創刊。誕生の経緯、苦肉の新人起用、漫画家との熱中時代、部数を伸ばし続けた快進撃と栄光の日々そして失速。三十年の歴史と人間模様を最も「ジャンプ」を愛した元編集長が描いた第一級の同時代ノンフィクション。

目次

第1章 苦戦の月刊誌時代
第2章 苦肉の新人起用策
第3章 ハレンチ学園&男一匹ガキ大将
第4章 漫画家専属制度
第5章 臨時労働者組合
第6章 新人漫画家パワー発進
第7章 発行記録への挑戦
第8章 宴のあと
第9章 神話の終焉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cheromae

11
少年ジャンプの創刊から大人気雑誌になるまでの成長記。なつかしい名前がたくさん出てきた。2013/11/27

Yapuppy

9
週刊少年ジャンプの創刊から担当し、発行部数日本一まで押し上げ、編集長から役員まで経験した男一匹上げ潮物語。先行するサンデー、マガジン2誌に割って入るには尋常の手段では不可能であり、その尋常でなさぶりが清々しい。本宮ひろ志の担当が早稲田、永井豪の担当が慶応というのがわかりやすい。2013/08/05

oz

7
初読。当初、雑誌界で漫画雑誌は鬼子的な扱いを受けていた。しかし講談社が日本初の週間少年漫画雑誌「マガジン」を刊行。牧野武郎という卓抜な編集者の元で毎週数百万部という、雑誌百余年の歴史を塗り替える大成功を収める。以降、各社が週間漫画雑誌に参入する中で「ジャンプ」は最も遅い出発となった。その不利を克服する中でジャンプシステムと呼ばれる独自の方法論を確立させ、三代目編集長の著者西村繁男の代で週間少年漫画雑誌界の頂点となった。本書は集英社退職後の西村自身によるかなりシビアなジャンプ批判書となっている。2018/10/08

kabeo

5
かなり前に読んで、手離したが、再読したくて図書館で借りる。ちょうど西村さんが少年ジャンプの編集長をしていた頃が、自分が一番ジャンプを読んでいた頃なので、とても懐かしい。たまに読みたくなる本です。2013/04/01

buy-obey-consume

4
ここに書いてある多くの編集者の尋常ならぬ努力によって前代未聞の部数を叩き出したことは事実だろうが、強引な編集方針などすべてを受け入れるには躊躇いを感じる。ただ、それほどマンガ雑誌に熱気があり、漫画家にも情熱があった時代の記録として貴重な一冊。大泉実成「消えたマンガ家」と併せて読むとより味わい深いかも。

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