内容説明
創造とは時に模倣でもある、とは言い過ぎか。ともあれ、過去の作家とその作品を意識しない「創造」はありえない。近代建築史を画した百余りの作品を、作家自身によるスケッチと簡潔な文章で解説することによって、デザインの理論と実践を「眼と心」で掴む。
目次
第1章 建築の原理(MRチェア:人体;寝椅子(シェーズ・ロング):動作 ほか)
第2章 建築の概念(実験住宅展覧会:ドミノ・システム;サヴォア邸:近代建築五原則 ほか)
第3章 建築の構造(レイクショア・ドライブ・アパートメント:ラーメン構造;ポンピドゥー・センター:トラス構造 ほか)
第4章 空間の構造(サン・クリストバル:音楽的空間;ヴィトラ社消防署:力線的空間 ほか)
第5章 建築の力(フランス国立図書館:暗示;チャールズ・ムーア自邸:物語(意味) ほか)