内容説明
ヨーロッパ、アメリカ、日本で開発された草創期、産業用、船舶用、航空用、自動車用、戦車用、機関車用の各エンジンの中から、時代を築いた名作エンジンと迷作とも呼べる個性的なエンジンを選び、詳細なイラストとともに解説する、世界のエンジンのフィールドノート。
目次
人類が火を手に入れた―エンジンの原点はプロメテウス
水くみを命じられて作った人類初のエンジン―ホイヘンスのエンジン
まるで近代芸術の奇妙なオブジェ―セイヴァリエンジン
初の実用内燃機関の燃料はシダ植物の胞子―ニエプスのエンジン
天秤棒を用いてポンプを作動―ニューコメンエンジン
55トンの天秤棒を付けた―ワットの蒸気エンジン
初めて商品となった内燃機関―ルノワールのエンジン
石油に替えて石炭で回した―ディーゼルエンジンとジェットエンジン
天と地を逆にしてみたらという機転から誕生―サイドレバーエンジン
正真正銘の名エンジン―戦艦「三笠」のエンジン〔ほか〕
著者等紹介
鈴木孝[スズキタカシ]
1928年長野市生まれ。1952年東北大学工学部卒業、日野ヂーゼル工業(現日野自動車)入社。研究開発部に所属し、エンジンの設計、開発に従事。ディーゼルエンジンの設計主任を歴任。1977年京都大学にて工学博士号取得。以後、1987年新燃焼システム研究所社長兼務、1991年日野自動車副社長を務め、1999年同社退社。SAE(アメリカ自動車技術会)Fellow、IMechE(イギリス機械学会)Fellow、ASME(アメリカ機械学会)特別終身会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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