内容説明
本書では、バスの歴史のうち、特に第2次大戦後の車両のあゆみを中心にまとめている。
目次
第1章 日本のバスの発祥から戦前まで
第2章 戦後の復興と大型ディーゼルバス
第3章 全盛のバス事業と技術の発展
第4章 成熟する日本のバス
第5章 新技術の確立と高品質化
第6章 新時代のバスへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
8
日本を代表するバス専門交通ジャーナリスト鈴木文彦による、日本のバス車両史。日本の自動車黎明期から戦前、戦後復興、高度成長、安定成長、モノコックからスケルトン、路線バス低床化と環境対策など、主にその年代のメーカー別に網羅している。鉄道と違って顧みられることが非常に少ないバス車両の貴重な写真も豊富に提供を受け、戦後のガソリン車や大型車製造から撤退したトヨタと日産のバス、事業者特有の珍車とかにも触れられている。鈴木文彦のバスへの見識と造詣の深さが感じられてくる。名鉄の85年式バンホールAU138Jは懐かしい。