内容説明
1999年夏、地方自治法を含む475の法律改正を盛りこんだ地方分権関連法は、自治体に「自立」を命じた。これまで自治体は国に守られてきたが、今後は自ら歩む以外にない。「闘う首長」はそのトップランナーなのである。闘う首長たちは、田舎を破壊へ破壊へと導く補助金を、田舎を守っていく水路をいかに導くかということに知恵を絞っている。そんな暗中模索の市町村長の「闘い」の一端を本書に記す。
目次
第1章 前を見ながら絞る知恵―新しいまちづくりに挑む
第2章 環境をまちづくりの核に―持続可能な発展をめざして
第3章 開発・福祉・市民参加―首長の苦闘
第4章 「僻地」は闘う―限界地域から生き残りをかけて
第5章 闘いとる民主主義
第6章 模索する21世紀型自治体経営