感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラーレ
9
世界を駆けまわり美術品を見て回る、その体験記は興味深い。実体験をすることで物事の本質を掴み、人に分かりやすくおもしろく表現できる。明治時代では非常にめずらしかった流暢に英語を話せる人物。「茶の本」を執筆してお茶を通しての日本文化を海外に発信。大いに反響を呼んだ。今も世界でも日本でも読み継がれている。彼が美術の道に進むきっかけとなった法隆寺の救世観音像を見に行きたい。2023/05/24
Mayu
9
原三渓物語が面白かったので、新井恵美子さんの著作を続けて。茶の本、の印象が強かった岡倉天心。人柄に圧倒された三渓さんに比べ、この人は天才性が際立っていたかなと。それだけに、周囲との衝突や女性関係のトラブルも多かったようですが、その当時誰も見向きもしなかった日本美術の再発見と、海外への紹介、近代日本画家の育成など、偉大な功績はもっと評価されて良いのでは、と感じました。フェノロサさんは日本美術を安く買い漁った悪い人という側面もあるのかな?と思っていましたが、当の日本人がこんなに無理解だったようでは、むしろ守ら2019/10/23
Tadashi_N
1
六角堂を見る前に、六角堂の経緯がわかって、良かった2013/05/31