ハッカーズ (第3版)

ハッカーズ (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 622p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784875931003
  • NDC分類 007.3

内容説明

本書では、’50年代のMITに端を発するマニアックなコンピュータ狂の天才少年たちが『ウォー・ゲーム』のモデルになるような無軌道ぶりを発揮しながらも妥協を拒み、官僚主義と戦いながら理想を追い求めていった姿を描く。

目次

第1部 真のハッカーたち―50年代と60年代のMIT(テック鉄道模型クラブ;ハッカー倫理;宇宙戦争;グリーンブラットとゴスパー;深夜コンピュータ配線会;キマッテル奴とダセェー奴;ライフ)
第2部 ハードウェア・ハッカーたち―70年代のサンフランシスコ周辺(動乱2100;みんな神様になれる;ホームブルー・コンピュータ・クラブ;タイニーBASIC;ウォズ;秘密)
第3部 ゲーム・ハッカーたち―80年代のシエラネバダ(魔法使いとお姫さま;仲間たち;第三世代;サマーキャンプ;フロッガー;アップルフェスト;ウィザードVSウィザーズ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

27
図書館本。刊行から時間経つものの、ハッカー精神の根源的なマインドに触れられる貴重な一冊に感じます。2023/02/15

roughfractus02

4
ハッカーの倫理はウェブ空間への期待を前提とする。本書が世に出た80年代とその舞台となる70年代、インターネットはそれを開発した国家と学術機関が占有する通信網だった。一方、当時コンピュータに新たな世界を作る希望を持っていた人々は、サイバー空間に新たな自由の空間を見出そうとする。権威の独占に留まらず所有すら認めないその徹底ぶりは、後にソフトウェアの無料配布、公開へ向かう。サーバ、ブラウザ、オープンソースを作り出したPC革命以前のハッカーのこの倫理は、トップダウンでIT社会を作ったこの国ではまだ知られていない。2018/05/20

じゅん

2
ホワイトハッカーの教科書で紹介されており気になったので読破。内容は本当に黎明期の話で不正アクセスやマルウェアの作成といったブラックハットな話はない。オタク気質な人々がコンピュータに出会うことでひたすらのめりこんで道を究めているうちはいいものの、徐々にカネのにおいが漂っていくことで様々な思惑が生まれ、最終的にはビジネスに翻弄されるというよくある流れである。なお、初っ端から大量の人名とちょっとした紹介が続くため、銀河英雄伝説のような威圧感を感じたのは余談である。2022/07/05

漆黒猫

2
紙テープ時代からのマニアックというかオタッキーな人達の話。ジョブズとかゲイツとか有名な人も出ている。ハードウェアのハッキングとか、ゲームのハッキングコピーとかもある。ゲームはパックマン、ウルティマと結構昔の話でなつかしい。コピープロテクトもいたちごっこな感じもある。最近はネットワークを使ったハッキングもありそう。2021/11/25

white6

2
世界を変える力を持った機械とそれに魅せられた人たちの物語。ノンフィクション小説としてとても楽しめる。しかし、それだけではなく、アップル創始者ジョブズとウォズニアックの物語、コンピュータゲームの黎明期、emacsの作者ストールマン、人間をチェスで負かす人工知能の研究など、現在につながるようなエピソードがいくつもある。今こそ読むべき本だと思う。 しかし、「ハッカーズ大辞典」とかを読むと、この本の一部の内容はハッカー的には異議ありなものもあるみたいなので注意。「リチャード・ストールマンが最後のハッカー」とか2016/02/26

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