宇宙を見た人たち―現代天文学入門

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宇宙を見た人たち―現代天文学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784875253358
  • NDC分類 440.28
  • Cコード C0044

内容説明

宇宙は、ブラックホール、超新星爆発、暗黒物質、暗黒エネルギーなど、さまざまな“魔物”や不可思議な現象の存在なしには考えられない。この驚天動地の現代天文学の歴史を築いてきた巨人たち―その活躍を、時代背景・生い立ち・人柄などを交え、いきいきと伝える。

目次

第1部 天文学に強力な“道具箱”を提供した観測家たち(ヘンリエッタ・スワン・リービット―宇宙の“物差し”を見つけた“ハーバード・コンピューターズ”一の才媛;ジョージ・ヘール―巨大望遠鏡時代に道を拓く ほか)
第2部 科学的宇宙論の開拓者たち(アルベルト・アインシュタイン―現代宇宙論の開拓者;カール・シュヴァルツシルト―塹壕で重力場方程式の解を発見 ほか)
第3部 天文学を豊かにした人びと(クライド・トンボー―新しい太陽系領域に挑んだ人;アーサー・エディントン―恒星天文学の父 ほか)
第4部 “観測の窓”拡大に情熱を傾けた人びと(カール・ジャンスキー―電波天文学の生みの親;早川幸男―戦後の焼け跡で“全波長天文学”への道を敷く ほか)

著者等紹介

二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
1953年、北海道札幌市生まれ、1976年、京都大学理学部卒業。英・ウェールズ大学カーディフ校博士課程(Ph.D)、マックス・プランク天体物理学研究所、米・ワシントン大学研究員などを経て、弘前大学助教授、同教授、東北大学大学院理学研究科教授、2016年から京都産業大学教授。東北大学名誉教授。専攻は一般相対性理論、宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

8
女性の地位が低い時代にも天文学で多大な貢献をした女性がいたことはもっと広めていかないといけないですね。2017/12/16

農明(ノウミョウ)

5
本書は、天文学に貢献した人物について、限られたページの範囲内で伝記のようにコンパクトまとめられている。女性の研究者は、大学や研究者としてやっていくのが難しい時代があり、その中で女性で素晴らしい業績を上げて認められるという点が印象深かった。天文学の世界は時間や空間のスケールが大きく、新発見あり、未知のことあり、宇宙に挑むことのすばらしさを感じた。2020/03/28

まーくん

5
現代天文学を築いてきた人々の伝記。取り上げられた総勢29人の中には誰もが知ってるアインシュタイン、宇宙に興味のある人なら知ってるハッブル、エディントン、ホイル等のほか、偉大な業績を挙げながらも時代背景などから正当に評価されなかった人も多く取り上げられている。例えば変光星の研究から宇宙の”物差し”を見つけた女性天文学者リービット、ビックバン宇宙論で他人に功を譲った聖職者ルメートル等々。最後に、二十代の頃に読んで強く印象に残った「COSMOS」の著者セーガンで締めくくられていたのが良かった。2017/11/07

yasu7777

0
★★★☆☆2018/01/21

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