光風社選書<br> 西太后治下の中国―中国マキアベリズムの極致

光風社選書
西太后治下の中国―中国マキアベリズムの極致

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784875190202
  • NDC分類 288.492
  • Cコード C0322

内容説明

弱冠24歳にして清朝の大権を総攬し、その実質的支配者となったヴァイタリティと意志力を備えた西太后の独裁政治は、宮廷という環境とその教育結婚等を考えれば血腥い権謀術数の中で維持するしかなかった、と考える著者の好意的見解を示す本書は、従来本邦に流布する“清朝の滅亡を早めた残虐非道の女帝”のイメージに一石を投ずるものであり、清朝宮廷の生活を忠実に伝えた歴史ドキュメントの傑作である。

目次

第1章 家系とイェヘナラの幼時
第2章 熱河蒙塵
第3章 怡親王載垣の謀反
第4章 第一次摂政期
第5章 西太后と太監たち
第6章 同治帝の親政とその崩御
第7章 呉可読の諫言とその自害
第8章 西太后の独裁
第9章 西太后の「隠退」
第10章 戊戌の変法
第11章 百日維新
第12章 戊戌の政変
第13章 第三次摂政期始まる
第14章 『景善日記』
第15章 西安蒙塵
第16章 西太后の懴悔
第17章 両宮の回鑾
第18章 新政
第19章 最後の日々
第20章 西太后の死とその葬儀

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

偽教授

0
同時代の中国に暮らした英国人東洋学者バックハウス教授の手による、西太后伝の古典。浅田次郎の小説に「西太后自身の命により、西太后を誹謗中傷するために書かれた」と称して出てくるが、実際にはそんなことはなく、著者は西太后をして『天性の帝王であり、第一級の政治家であった』と評している。2013/01/05

ぱぴ

0
西太后の人間味を「感じさせてくれた」一冊。ちょっと長かった。2022/10/19

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