ガラス蜘蛛

個数:

ガラス蜘蛛

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 14時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 138p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875024118
  • NDC分類 485.7
  • Cコード C0097

内容説明

クリスタルの潜水服をまとい、釣鐘型の水中の部屋を建設する。『青い鳥』のメーテルリンクが綴るミズグモの驚異。

目次

水中のドラマ
虫たちの発明
クモ形類
さまざまな工夫を凝らして
ミズグモの仲間たち
ミズグモ、その分類学的描写
昆虫学者の仕事
銀色の蜘蛛たちとの出会いと再会
発見とその後
自然の悪戯
クリスタルの潜水服
潜水服の形式
潜水服の正体
釣鐘、この快適な住い
釣鐘の建設方式
プラトーの実験
ダイヤモンドの釣鐘、結婚、子育て
釣鐘呼吸器
どのように知るのか
虫の知性
仮説
生命の記憶
最も奥深い秘密
謎の原泉をめぐって
青い泡―幸福な思い出「1948」より

著者等紹介

メーテルリンク,モーリス[メーテルリンク,モーリス][Maeterlinck,Maurice]
1862年8月29日、ベルギーのゲント市に生まれる。イエズス会の名門サント・バルブ校からゲント大学に進み、法律を学ぶ一方、友人たちと詩作に耽る。弁護士になることを目指して向かったパリで、リラダンらパリ文壇に輝く詩人たちと出会い、文学の道に入ることを決意。1889年、二十七歳のときに詩集『温室』を出版し、以後、詩や戯曲をつぎつぎに執筆する。世界的に有名な『青い鳥』は1906年の作。1911年にはノーベル文学賞を受賞。昆虫や植物の世界を独自の神秘主義的世界観のもとに捉えた『蜜蜂の生活』、『白蟻の生活』、『蟻の生活』、『花の知恵』などの作品は、博物文学の名品とされる

高尾歩[タカオアユミ]
早稲田大学卒業、明治大学大学院修了。明治大学講師。十九世紀末から二十世紀にかけてのフランス、ベルギーの詩、およびシュルレアリスムを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

10
数あるクモの種の中でも唯一水中で生活を行うミズグモについてのエッセイ。専門的なものではなく、文学的なエッセイとして楽しめる内容となっており、ミズグモの生態が彼自身の驚きの視点でもって描かれている。内容は彼の人生観、宗教観も加味されており学問的なものではなかった。エッセイ「青い泡」が付け加えられており、これは幼少期の思い出となっている。愛情あふれる両親のもとで暮らしていた日々が懐かしくに書かれており、楽しい読み物だった。彼はこのエッセイを書いた翌年に亡くなっている。その死が甘美で速やかだったことを願う。2013/02/07

YO)))

10
アルギロネタ・アクアティカ,和名ミズグモ.空気の潜水服を纏い,釣鐘型の巣を作って水中で暮らす,不思議な蜘蛛.ファーブルのそれのような,昆虫記としての要件も具備しつつ,詩人メーテルリンクの眼差しは,観察を超えて,もっと遠く,深くへと伸びていく.例えば,知性の根源を巡る思索.私たちが普通想定するような,一世代の個人の知性とは別に,他世代の―或いは永遠の―サイクルの内に集団で共有される知性を昆虫は確かに備えている.それがどこから来るのかは分からないにしろ,私たちが昆虫から学ぶことはまだ幾らもあるのだ,と.2012/09/27

アカシア

3
水銀玉のような衣をまとって水をゆくミズグモの神秘。メーテルリンクの虫を敬愛する心が強く伝わってくる。ミズグモたちの美しさから、そもそも“知性”とはどこからくるのか、という問題を答えがない、結論を与えない形での自由な論考に続いてゆく。最後の章は作者の子供時代の美しい思い出。私はこの章が一番好きかも知れない。2009/12/29

Hidetaka Ohtsubo

1
「ガラス蜘蛛」と「青い泡」、見事な取り合わせのエッセイだった。生命の神秘、自然への憧憬に、老若のあわいを飛び越したメーテルリンクという人間の魂が絡み合う。詩的で、官能的な、にわかには得難い読書体験を与えてくれた一冊だった。2015/04/13

七波

1
「水の中を勝手気ままに進んでゆく泡」の正体、水蜘蛛の話。水蜘蛛が纏う泡を「ダイヤモンド」「クリスタル」と表現する美しさ。2010/01/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/48325
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。