内容説明
ユビキタス時代を楽しむ最先端研究ドキュメント。デジタルヒューマン・うなずきロボット・相互テレイグジスタンス・都市の危機管理・文化遺産のデジタル保存・協調学習・スーパー知性の誕生…科学技術振興機構(JST)、戦略的創造研究推進事業(CREST)「高度メディア社会の生活情報技術」の成果を追う。
目次
第1章 触れる―心と心をかよわせる(デジタルヒューマンの誕生;表現豊かな声の秘密;身ぶりは口ほどにものを言う)
第2部 伝える―時間・空間のバリアを超えて(離れていても存在感を伝えあう;生活を共にする情報パートナー;デジタルシティのユニバーサルデザイン;文化遺産を世代を超えて共有する)
第3部 究める―学びあいながらひらめく(共に学び共に高めあう;多次元の発想を共有する;思考や文章の本質に迫る;専門の壁、オタクの壁を超える;連動から発見への情報術)
座談会 生活情報の海からヒューマン・インフォマティクスがはじまる
著者等紹介
長尾真[ナガオマコト]
1936年10月4日生まれ。61年京都大学工学部研究科修士終了。画像処理、自然言語処理、機械翻訳、電子図書館などの研究に従事した。京都大学教授、同総長、国立大学協会会長などを経て、情報通信研究機構理事長としてユニバーサル・コミュニケーションの実践にむけて努力している。ACL Lifetime Achievement Award(2003)、レジオン・ドヌール勲章(05)、日本国際賞(05)などを受賞(章)
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