出版社内容情報
多くのご要望に応えて復刊!!
■著者紹介:デレク・ベイリー Derek Bailey ----------------------------------
1932年1月29日、イギリスのヨークシャー州シェフィールドに生まれる。独学でギターを習得し、55年から65年にかけて、ダンス・ホール、劇場、放送局、レコーディング・スタジオなどで、プロの゛コマーシャル″ギタリストとして従事。60年代半ばからフリー・インプロヴィゼーションを中心とした音楽活動を実践する。70年、エヴァン・パーカーらとともにフリー・ミュージックのレコード会社〈インカス〉を設立。以降、ソロをはじめ、自身が主宰する即興演奏家の集団〈カンパニー〉とともに、インプロヴィゼーションの可能性を追求している。78年以来、数度来日コンサートを行う。
内容説明
フリー・インプロヴィゼーションの最前線に立つギタリスト、デレク・ベイリー。本書は、彼がジャズ、ロックをはじめ、インド音楽、フラメンコ、バロック音楽、教会オルガン音楽、現代音楽などのさまざまな分野の即興演奏家たちと語らい、インプロヴィゼーションの本質を衝いた初の即興演奏論の試みである。
目次
第1章 インド音楽
第2章 フラメンコ
第3章 バロック音楽
第4章 教会オルガン音楽
第5章 ロック
第6章 聴衆
第7章 ジャズ
第8章 現代音楽
第9章 フリー・インプロヴィゼーション
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
14
著者の名前を検索し、演奏を聴くor観てもらったところで、インプロビゼーションに馴染みがない限りは反応はまず「なんじゃこら」だろう。即興演奏のなかでも、ジャズのようなイディオム・構造すらからも脱却を目指した、デレク・ベイリー。インド音楽やバロック、フラメンコなどの即興性についての各々の奏者へのインタビューを重ね、ベイリーのいくつかの結論が示される。「即興は手段である」「奏者によってアプローチは異なれど、その活動の究極成果が自由を意味することは共通している」ただの適当と思われがちな即興演奏の探求に触れる良書。2020/09/06
Yoshi
1
即興演奏をやる事において避けては通れないベイリーの著作。 様々な世界の音楽における即興演奏や、その分類を行っている。 メインストリームのUSAではなくベイリーのようにヨーロッパの人が0からのインプロヴィゼーションを作ってきた歴史は興味深い。
Norihiko Shr
1
http://ameblo.jp/puzz-l-riddle/entry-12195102056.html2016/09/03
愁
0
ベイリー氏や即興の先人達の意見はそれぞれ興味深く、参考になるものばかり。後は、自分で考え、感じ、演奏して、己の即興精神を育てるのみ!
Masashi Marcy Takashima
0
即興とはなんぞ?いろんなスタイルを吸収していくことで聴こえてくる、サウンド。2013/06/14