生命潮流 - 来たるべきものの予感

生命潮流 - 来たるべきものの予感

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 510p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784875020776
  • NDC分類 460.4

出版社内容情報

地球上になぜ生命が発生したのか? 101匹目のサルが
芋を洗ったとたん、なぜ全島のサルも芋洗いして食べる
ようになったか? 大胆な仮説で生命と意識の謎に迫る
ワトソン博士の原点。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬佳彰

14
クローゼットの中にしまっていた本書を、時間をかけて再読。昔の本でもあり、著者が根拠にしている事象は、現在からすれば色々と見直しが必要な部分もあるだろう。だが、世界を「………に過ぎない」と片づけず、その複雑さや不思議さに対し敬意をもってアプローチする姿勢は色褪せることはないだろう。根本的な問題はまったく解明されていないし、現代の我々が賢明さを増したわけでもない。いずれまた読み返すべき力をもった本だと考える。2024/05/06

ゲンショウ

8
高校生の頃BBCドキュメンタリー番組を見て拝読。生き物に関する盲を開いてくれた本です。生きる事の煩わしさを感じてた時期に‘生き物は遺伝子の乗り物でしか無い’との考えに救われた気がしました。所謂、東洋哲学の様に我々は、大きな摂理の中で生かされているのだと云う考えに共感した事を憶えています…。そんな摂理の内でも、その頸木から逃れ様とする生命の足掻き(コンティンジェントシステム)の証左…。現象としての神、命、人間。そんな矛盾に気付かされました。この矛盾は、私の原風景を象るものとなりました。

冬佳彰

6
今、ほとんどの本が手元にないが、ライアル・ワトソンは若い頃の俺の憧れだった。博識かつ冒険的であり、分野を横断しつつ大胆な仮説を語ることを躊躇しない作家だった。彼を教えてくれた工作舎にも大変感謝している。こんな巨大な語り手はもう現れないのかもしれない。本書も、かなり射程の広い百科全書的な本であったと記憶している。皆、賢しらな顔をして語っていても、小さくまとまった知性で、彼の出した問いに答え切れた者はいないだろう。

アカショウビン

1
学生時代に読んだ。当時いささかの怪しさを感じつつも、新しい可能性を感じさせてくれた。まだ、オウムがあまり知られていない頃だった。オウムと一緒に怪しげで、けしからんもの、となったのか。さっぱり見なくなった。しかし、今問題なのは、どうもこの辺りが放置されたからのような気がするのだなあ。2021/01/17

カネコ

1
2012/06/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/50140
  • ご注意事項