目次
1 読みがたりのすすめ(読みがたりは、教師の子どもたちへの愛)
2 いつでも、どこでも―読みがたり・読みきかせ(ことばに敏感な子どもたちと楽しむ世界;毎日の読みがたりで成長する子どもたち;ゆっくり、のんびり、心で遊べる時間;わが「読みがたり」日記;お話に引き込まれる不思議な世界;心を解放し、感性を育てるもの;子どもたちと私の大きな楽しみ;子どもたちとみんなで楽しんだ読みがたり;私の教師生活を支えてくれた読みがたり;楽しいひととき―全校読みきかせ)
著者等紹介
小松崎進[コマツザキススム]
1925年、茨城県生まれ。東京都で39年間小学校教師を勤め、のちに東京学芸大学、日本女子大学講師。現在、この本だいすきの会代表、日本児童文学者協会評議員、日本文学教育連盟常任委員
平川政男[ヒラカワマサオ]
1936年、千葉県生まれ。千葉県で39年間小学校教師を勤め、安房郡三芳村立三芳小学校校長のとき、「全校読みきかせ」に取り組む。現在、三芳村教育委員会社会教育指導員。ちばこの本だいすきの会、この本だいすきの会安房支部代表
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
12
小学校の先生たちが、実際に教室で行っている読み語りの記録。本好きになるのは、本の楽しさが伝わらないとダメですね。読んでもらうことが嫌いな子はいません。その心地よさを一人でも多くの子どもたちに伝えたいです。低学年向けのリストが参考になりました。2022/04/08
ヒラP@ehon.gohon
11
教育現場の関係者が、教室での読みきかせ体験を語ってくれます。 保護者では気づけない読みきかせ読みがたりの楽しさが、いろいろと語られていてとても参考になる本です。 低学年編の他、高学年編もあるのでそちらも読んでみたいと思います。2018/05/22
bros
2
小学生息子の読書に飽きずにとっかかりやすいもの、を知りたかったのでこちらをチョイス。教育実践結果と子供の様子がわかるので絵本選びに参考になりました。2012/04/10
まーたろ
1
小学校の先生たちの読みがたり(読みきかせ)体験談を集めた本、という説明でいいのかな。良いことしか書いていないので真に受けてはダメだが、読みきかせする人たちにとっては理想の世界が広がっているので、モチベーションを上げるには良いと思う。現実には、読みきかせなんてどうでも良いと思っている人も教育現場にはいる。そこを乗り越える知恵、なども提示されてるともっと良いと思うんだが。巻末のリストは使える。2018/12/30