内容説明
荘厳な装飾や絢爛豪華な出土品、日本最古の横穴式石室、300基以上を擁する巨大古墳群…個性豊かな九州の古墳を現役の発掘技師が案内する。
目次
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
著者等紹介
吉村靖徳[ヨシムラヤスノリ]
1965年、東京生まれ。現在、九州歴史資料館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうそ
11
糸島方面に買い物に行くときに、バイパス横に古墳がある。何だか芝生の丘があるなーくらいの認識だったが、古墳だった。本書には九州に数多くある古墳がカラー写真で掲載されているものの、全体的に写真が小さいのが残念だった。話が逸れたが、古墳の写真を見てて不思議な気持ちになった。石で組まれ、土で盛られ、時は流れて森となる。昔の人は何でこれを、この構造を作ろうと思ったんだろうか?「物」はそれ自体よりは、なぜそうなったのか?に価値を感じる。知恵とか想いとか念とか、人は確かにそこにいた。彼らの心の跡がある。それが知りたい。2016/05/27