感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Schuhschnabel
3
フィッシャーの実験計画法と有意性検定について、当時の統計解析上の課題やその背景にある社会的文脈から考察されている。有意性検定やネイマン=ピアソンの統計的仮説検定は、専門家と非専門家の間のコミュニケーションの溝を埋めることが期待されていたという解釈はなるほどと思ったが、現在むしろ逆の方向に向かっていることはその失敗を意味しているように思われる。また、小標本を扱うという事情から、誤差をなるべく小さくするものから正確に推定するものへと位置づけを変えたことは、やはりエポックメイキングなことだったのだなと思った。2020/01/31
saku_taka
0
フィッシャー統計学の展開を社会的背景に注目しながら解読する。2012/05/15