エラスティックリーダーシップ―自己組織化チームの育て方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784873118024
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C3055

出版社内容情報

サバイバルモード、学習モード、自己組織化モードと組織の状態を3つに分けて、それぞれで必要になるリーダーとしての考え方を解説。ソフトウェア開発でチームをリードし、成長させるフレームワークを紹介!
サバイバルモード、学習モード、自己組織化モードと組織の状態を3つに分けて、それぞれで必要になるリーダーとしての考え方を解説。最後の部では『Clean Code』などで知られるアンクルボブことRobert C. Martinや『プログラマが知るべき97のこと』の編者のKevlin Henneyなどの著名な開発者兼チームリーダーによるエッセイを22本収録。さらに日本語版特典として日本人のソフトウェア、サービス、プロダクト、言語などのリーダーによるエッセイを収録しています。

Roy Osherove[ロイ オシェロフ]

島田 浩二[シマダ コウジ]

内容説明

本書は「エラスティックリーダーシップ」というリーダーシップモデルをもとに、チームを学習する力のある自己組織化された状態へと育てる方法を解説します。リーダーシップのスタイルをどのように使い分けるべきか。チームに学習することを学ばせるための時間の使い方とは。メンバーが真のコミットメントを示すための言葉遣いとは―。チームをより良くする実践的なヒントが詰まっており、チームリーダーやマネージャーだけでなく、チームで成果に取り組むすべての人におくる一冊です。後半にはロバート・C・マーチンやジョアンナ・ロスマンなどをはじめとするリーダーたちによるエッセイを収録。日本語版では、伊藤直也、井原正博、海野弘成、岡島幸男、柄沢聡太郎、栗林健太郎、庄司嘉織、関将俊、たなべすなお、永瀬美穂、平鍋健児、まつもとゆきひろ、吉羽龍太郎の13名によるリーダーシップについてのエッセイを収録しています。

目次

第1部 エラスティックリーダーシップを理解する
第2部 サバイバルモード
第3部 学習モード
第4部 自己組織化モード
第5部 チームリーダーシップについて知るべきこと
第6部 日本人執筆者によるチームリーダーシップについて知るべきこと

著者等紹介

オシェロフ,ロイ[オシェロフ,ロイ] [Osherove,Roy]
カリフォルニアにあるDell EMCのウェスト・コースト拠点で、DevOpsプロセスリードという職についている。リーダーシップ、ユニットテスト、テスト駆動開発、継続的デリバリーなどの卓越した技術を駆使し、世界中のチームにトレーニングやコンサルティングを提供している。また、国際的なカンファレンスで頻繁に講演を行っている

島田浩二[シマダコウジ]
1978年、神奈川県生まれ。2001年、電気通信大学電気通信学部情報工学科卒業、松下システムエンジニアリング株式会社入社。札幌支社にて携帯電話の開発業務に従事した後、2006年に独立。2009年に株式会社えにしテックを設立し、現在に至る。また、2007年よりRuby札幌の主宰などを通じてプログラミング言語Rubyとの関係を深め始め、2011年からは一般社団法人日本Rubyの会の理事も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

7
クリアリングミーティングのやり方が、実際に書いてあるのがいいね。ピクサーのブレイントラストと、よく似ている。ただ、意見の「正直さ」が受け入れられるような、自己組織化モードに近い組織でないと難しいかも。「ふりかえり」を実際やったときは、もう少し深い議論が欲しいと感じたけど、組織のモードが制約になるんだろう。個人の成長の3段階モデルと同じで、組織にも3つのモードがあり、それぞれで、必要なリーダシップ、つまり、内部への自己フィードバックの方法が違う。で、これってコンピュータ処理の歴史的進化そのもの。2018/01/24

さい

4
ありきたりな開発マネジメント論/チームリーダー論に私が辟易する理由 1. 小さな問題にフォーカスしている 2. プロダクトをよくするという目的が見えない 3. 対象としている読者(コードを書きたい/マネジメントをしたくない)に共感できない 46章の伊藤直也氏の文章が刺さった。 「エンジニアが働きやすくなったら、今の君の会社の問題は本当に解消されるの?」 「容易にいい兄貴になってしまうリーダーやマネージャー」2017/06/16

小泉岳人

3
Elasticとは「弾力性のある」といった意味ですが、チームの状況(サバイバルモード、学習モード、自己組織化モード)でリーダーシップのスタイルを変えて行くことの重要性が説明されていて、とても実践的な内容と感じました。 "そう、人体実験だ。あなたにはチームがある。そして本書に書かれている目標や制約、異なるリーダーシップを試すことができる。こうした実験は、最も楽しく興味深い事の1つで、私がリーダーであることを愛している理由でもある。"2024/04/07

mocyuto

3
チームのフェーズには、サバイバルモード・学習モード・自己組織化モードの3種類があり、いかにしてチームを自己組織化モードに持っていくかというもの。 サバイバルモード中毒など気をつけるべきワードは出てきたが、個人的最後の日本人によるエッセイが一番面白かった。 チーム運営に銀の弾丸などはなく、ビジョンを打ち出しそこに向かってカイゼンを繰り返すことしかないのかなと。2017/06/25

Luo Yang

3
リーダーの仕事は「リードする」ことであること、リードするとはどういうことか、チームの状態に応じてリードの仕方を変えること、自己組織化とは、学習とは、チームへの影響力(能力、やる気、だけじゃない!)の明晰な分類など、リーダーにとって重要なトピックについて簡潔な文章で学べる、グレイトな本です。2017/05/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11815996
  • ご注意事項