内容説明
新規事業を生み出し、顧客にすばやく価値を届けるには、それを支援する体制が必要です。本書は、あらゆるムダを省き、継続的に仮説検証を繰り返しながら、プロダクトやサービスを構築する「リーンスタートアップ」の手法を既存の企業に適用するための方法を説明します。市場環境や顧客ニーズの変化に対応し、イノベーションを加速させ、組織文化、ガバナンス、財務管理を最適化し続けるハイパフォーマンス組織になるための原則とパターンを、さまざまな成功企業のケーススタディとともに詳述します。
目次
第1部 指向(イントロダクション;企業ポートフォリオのダイナミクスを管理する)
第2部 探索(投資リスクをモデル化して計測する;不確実性を探索して機会を見つける;製品/市場フィットを評価する)
第3部 活用(継続的改善をデプロイする;価値を明らかにしてフローを増やす;リーンエンジニアリングプラクティスを導入する;製品開発に実験的手法を使う;ミッションコマンドを実行する)
第4部 変革(イノベーション文化を育てる;GRCにリーン思考を取り入れる;財務管理を進化させて製品イノベーションを促進する;ITを競争優位にする;今いる場所から始めよう)
著者等紹介
ハンブル,ジェズ[ハンブル,ジェズ] [Humble,Jez]
Jolt Awardsを受賞した『継続的デリバリー』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)の共著者。スタートアップでキャリアを始め、ThoughtWorksで10年間、製品開発とコンサルティングに従事。現在はChefのバイスプレジデントとして働き、UC Berkeleyで教鞭をとる
モレスキー,ジョアンヌ[モレスキー,ジョアンヌ] [Molesky,Joanne]
ThoughtWorksの主任コンサルタント。社内ITリスクおよびコンプライアンスに従事。継続的デリバリーとプロセス改善の分野、特にコントロール・リスク・コンプライアンスへの適用について、クライアントをコンサルティングしている。ISACAからCISAおよびCRISCの認定を受けている
オライリー,バリー[オライリー,バリー] [O’Reilly,Barry]
ThoughtWorks勤務。リーンとアジャイルのプラクティスや原則を使った継続的改善を一流のグローバル組織にコンサルティングしている。起業家であり、従業員であり、コンサルタント
角征典[カドマサノリ]
ワイクル株式会社(取締役)。東京工業大学環境・社会理工学院(特任講師)。アジャイル開発、リーンスタートアップ、デザインシンキングのコンサルティングに従事
笹井崇司[ササイタカシ]
エンジニアで僧侶。TELABO代表。1996年大阪大学大学院修士課程修了。ソニー株式会社にて、ネットワーク関連の研究開発やサービス開発、デジカメやタブレットなどの製品開発に従事。2015年に退社し、現在は僧侶としてのお勤めのかたわら、技術書を翻訳したり、プログラミングを教えたり、ソフトウェアを作ったりしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Luo Yang
Morimoto
MT