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マーカス・チャウンの太陽系図鑑

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  • サイズ B4判/ページ数 223p/高さ 27X27cm
  • 商品コード 9784873115160
  • NDC分類 444
  • Cコード C3044

出版社内容情報

世界で累計50万部!話題のベストセラー 『世界で一番美しい元素図鑑』 (創元社刊)に続き、
同書の制作チーム (Touch PressとBlack Dog & Leventhal Publishers) が贈る最新作!!

・全世界で25万本以上の売上を記録したiPhone/iPadアプリ「The Elements: A Visual Exploration /元素図鑑」制作のTouch Pressが贈る
最新アプリ「Solar System」を書籍化
・「The Elements A Visual Exploration /元素図鑑」の書籍版『The Elements』(Black Dog & Leventhal Publishers刊) は世界22カ国語に
翻訳され、その日本語版『世界で一番美しい元素図鑑』(創元社刊)を含め、全世界で合計50万部以上を販売
・アプリ「Solar System」は、2010年12月21日の発売以来、累計75,000本以上を販売
・アプリ「Solar System」日本語版「マーカス・チャウンの太陽系」は2011年7月に発売開始。以来トップセールスを記録中

そして 「Solar System」の書籍版 『Solar System: A Visual Exploration of All the Planets, Moons and Other Heavenly Bodies that Orbit Our Sun』 (Black Dog & Leventhal Publishers刊) が2011年10月、英語圏を皮切りに発売。本書『マーカス・チャウンの太陽系図鑑』はその日本語版です。

■iPadアプリ版の美麗さをそのままに大判の書籍へ ー見開きページ例


■本年、日本で観測できる天文イベントについての記述も充実
「日食」―金環日食:2012年5月21日朝、九州南部・四国の大部分・紀伊半島から本州の関東付近にかけての地域にて観測可能

皆既日食は「宇宙規模の偶然の一致がなせる業」、「皆既日食が見られるようになった期間は、今までの地球の歴史のわずか5%」でしかないことを解説。

「「金星の太陽面通過」―2012年6月6日朝~昼、日本のすべての地域にて観測可能
およそ120年に一度、小さな黒い円盤状の金星の影が太陽の前を横切る姿を見ることができます。実はこの現象は8年の間隔をおいて2回発生します」―前回は本書に収録されている写真が物語る通り、8年前の2004年でした。今回の通過を見逃すと、次回は2117年12月21日、実に105年後となります!






「■新たな発見が相次ぐ中、最新の情報・話題も反映――イトカワ、冥王星
タッチダウン」――「はやぶさ」ミッションが紡いだ物語はSF小説そのものです。2005年11月、日本の宇宙探査機は2回にわたって地球近傍小惑星の表面にタッチダウンしました。それは科学技術の粋を集めた未曾有の偉業でした。「はやぶさ」は全速力で太陽系を疾走した上、日本のロケット科学者の名前にちなんで命名された小粒な小惑星イトカワの移動に合わせて航行速度を調整し、さらに途方もない精度と絶妙な技で自らを制御しつつイトカワの表面に降り立つ必要がありました。








「冥王星」――2006年6月30日(中略)、天文学者たちは、賛否両論がある中で、冥王星を準惑星に降格しました。準惑星とは、太陽を公転し、球体になるのに十分な質量を持ちながら、周辺のほかの天体を排除するほど質量が大きくなく、かつ、衛星でないものです。
冥王星は、ほかの4個の準惑星-ケレス、ハウメア、マケマケ、エリス-の仲間になりました。












■従来の太陽系図鑑では触れられることのなかったテーマも収録――「月―5つのコーナーキューブ」
月は1年に3.8cmの速度で地球から遠ざかっています。なぜそんなに正確に速度がわかるのでしょうか。それは、アメリカとロシアの宇宙探査機が月面に置いてきた反射器でレーザー光を反射させることができるからです。「コーナーキューブ」と呼ばれるこぶし大の反射器は、光を発光源とまったく同じ方向に反射します。その光が地球へ戻ってくるまでにかかる時間を測定することによって、月までの距離を計算できます。
 月面に置かれたコーナーキューブは、人間は月に行ったことがないとする陰謀説論者の主張を真っ向から否定するものです。コーナーキューブは、アメリカの有人宇宙探査機アポロ11号、14号、15号およびロシアの無人月面車ルノホート1号、2号によって設置されました。
 ルノホート2号の反射器はときどき機能しています。ルノホート1号の反射器は、ルナー・リコネサンス・オービターの探査機が最近になって着陸地点の写真を撮影するまで、ほとんど40年間にわたって音信不通でした。着陸地点を示す座標値がニューメキシコの科学者たちに伝えられました。2010年4月22日、着陸地点に向かってレーザー光のパルスを発射した科学者たちは、戻ってきた2千個の光の粒子、つまり「光子」の群れを受信して驚嘆しました。現在、4個、場合によっては5個のコーナーキューブが機能しているので、これからは月の後退だけでなく、地球の潮汐力によって伸縮する月の形の変化も観測可能になります。

■『世界で一番美しい元素図鑑』『Mad Science』著者
セオドア・グレイ氏推薦!!

「私の『元素図鑑』ではこの世界を構成する元素について説明しているが、
それと同じようにこのすばらしい図鑑は、
宇宙の中でわれわれに最も近い星々について、
目を見張るような事実を明らかにしてくれる」

著者・翻訳者
マーカス・チャウン (Marcus Chown): 受賞歴を誇るサイエンスライターであり、科学番組の解説者でもある。元カリフォルニア工科大学の電波天文学者で、現在ニューサイエンティスト誌の宇宙論コンサルタントを務める。ロンドン在住。

糸川 洋 (いとかわ ひろし): 慶応大学卒。主な訳書に『僕らは星のかけら』(マーカス・チャウン著、SB文庫)、『ポアンカレ予想を解いた数学者』(ドナル・オシア著、日経BP社)がある。小惑星イトカワの命名の由来になった故糸川英夫博士を伯父に持つ。

目次

データと画像の説明
太陽系の配置図
太陽系
内側太陽系の配置図
太陽
水星
金星
地球

火星〔ほか〕

著者等紹介

チャウン,マーカス[チャウン,マーカス][Chown,Marcus]
受賞歴を誇るサイエンスライターであり、科学番組の解説者でもある。元カリフォルニア工科大学の電波天文学者で、現ニューサイエンティスト誌の宇宙論コンサルタントを務める。ロンドン在住

糸川洋[イトカワヒロシ]
慶応大学卒。小惑星イトカワの命名の由来になった故糸川英夫博士を伯父に持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

45
すごく写真が綺麗でよかった。衛星のことを他の惑星でも月と呼んでたのが違和感があった。2012/06/14

まるほ

29
久々の図鑑系を手にとりました。▼とにかく写真(ビジュアル)が美しい。解説も詳細。ただ私の理解が追いつかないところがあるのが残念…。それでも冥王星が惑星から格下げになった理由は理解しました。▼冥王星と同格の準惑星が他に4つ(ケレス、エリス、ハウメア、マケマケ)もあることや、先日ニュースにもなった小惑星イトカワについても知ることができました。▼楽しく読み(眺め)ましたが、正直半分も理解しているとは言い難いので、また機会があったら手にして再読したいと思います。2021/08/08

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

22
天文宇宙検定2級の参考資料として再読。初読よりも少しずつ理解度が増して来たように思う。太陽の磁場の画像は圧倒される。アインシュタインのエネルギー質量について。そして、2011年3月探査機メッセンジャーは水星の軌道に入る。ああ、、これでまた一歩近付いた。謎が少しずつ解けるかもしれない。太陽風は4日間かけて宇宙を旅し、地球に届く。木星の月エウロパの地下の海。先日のNASAの発表に心踊る。深海を鉱物を元素を。新しいハビタブルゾーンの定義を。ああ、どのページを捲っても扉が開いていく一冊です。2016/09/28

20
わかりやすく書かれていて写真も美しすぎる。太陽系が誕生してから約45億年の中では人間の命なんてほんの一瞬で、宇宙はありえないくらい広い。その中での地球の幸運さに、天動説を信じたくなってしまう。そして土星のもつ月の多さにびっくり。宇宙は太陽系のみでできているような気になっていたので、それをさらにさらに越えるような途方もない距離と広さに、また宇宙への興味が出てきてしまった。2013/06/13

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

17
3Dグラフィックスや写真が満載で、分かりやすい。兎に角、「眼福」と言うしかない程の美しさにウットリです。図書館本ですが購入決定。太陽の熱さの説明で10億×10億×10億トンのバナナの例えとか、ユーモア満載でいろんな角度で楽しめる。黒点の中心部の写真やプロミネンス、水星の軌道のロゼット模様の美しさ。火星の氷、小惑星帯の軌道図。惑星と衛星のデータ図。先日訪れた水道橋の「TenQ」の壁面展示を思い出す。天体望遠鏡で土星は観たことあるけれど天王星の輪もこの目で観たい。カイパーベルトのシミュレーション図で息を呑む。2015/09/13

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