セキュリティの神話

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784873114514
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C3055

出版社内容情報

McAfeeの前副社長で、現SaaS部門CTOである著者が、ITセキュリティ産業に長年携ってきた経験を元につづった本。ウイルスやフィッシングから、クラウドや仮想化まで、コンピュータに対するさまざまな攻撃の手口を記し、攻撃への対抗策を考察する。本来攻撃を防ぎ、対策を講じるはずの「ITセキュリティ産業」の人たちが、結果的にかえってユーザを危険にさらしていることや、ユーザが正しい防御策と信じている事柄の危険性を指摘し、ITセキュリティの真の姿を明らかにする。

内容説明

McAfeeの前副社長で、現SaaS部門CTOである著者が、ITセキュリティ産業に長年携ってきた経験を元につづった本。ウイルスやフィッシングから、クラウドや仮想化まで、コンピュータに対するさまざまな攻撃の手口を記し、攻撃への対抗策を考察する。本来攻撃を防ぎ、対策を講じるはずの「ITセキュリティ産業」の人たちが、結果的にかえってユーザを危険にさらしていることや、ユーザが正しい防御策と信じている事柄の危険性を指摘し、ITセキュリティの真の姿を明らかにする。

目次

壊れたセキュリティ業界
セキュリティへの関心は低い
「自分だけは安全」ということはない
「おいしい」コンピュータ犯罪
セキュリティソフトウェアは役立つのか
Microsoftは脅威ではない
Googleは邪悪?
アンチウイルスソフトウェアが(十分には)役立たない理由
アンチウイルスソフトウェアが遅い理由
インターネットにつないだら4分で感染する?〔ほか〕

著者等紹介

ビエガ,ジョン[ビエガ,ジョン][Viega,John]
McAfeeのSoftware‐as‐a‐Service部門の現最高技術責任者(CTO)であり、McAfeeの前副社長、および前チーフセキュリティアーキテクト。現在、FortifyやBit9など、複数のセキュリティ企業でアドバイザーを務めている。数多くのセキュリティソフトウェアの責任者であり、また、有名なメーリングリスト管理ソフトMailmanの作者でもある。IEEEやIETFにおいては幅広い範囲の標準化作業に携わり、米国の国立標準技術研究所(米国商務省)により標準化された暗号アルゴリズムGCM(Galois/CounterMode)を共同で開発した

葛野弘樹[クズノヒロキ]
1982年生まれ。岩手県立大学ソフトウェア情報学部卒、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期課程修了。セコム株式会社IS研究所研究員。専門はコンピュータ、ネットワークセキュリティ。学生時代は侵入検知システムにおける攻撃検出手法、Peer‐to‐Peerとエージェントによるネットワーク観測手法の研究を行う。現在は、警備システムのネットワークおよび仮想化技術・大規模ストレージのセキュリティに関する研究開発に従事

夏目大[ナツメダイ]
1966年大阪府生まれ。翻訳家。翻訳学校「フェロー・アカデミー」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

7
セキュリティ関連の本を少し読まなければならないことになり、昔読んだ本を引っ張り出しての再読です。この本はセキュリティ関連会社に務めていたこともあり実務的な観点からの説明をわかりやす1項目を数ページで説明してくれます。最近の動向を含めて増補版を出してくれればと感じています。2014/04/11

Kazyury

3
技術書としては些か古いかもしれないけど、内容的にはPCユーザー向けの一般書。自分もセキュリティは素人なので、丁度よいレベル感(笑) 40章超の章立てなので、目次を見た時点では圧倒されそうになるけど、セキュリティの世界で多岐にわたるトピックを扱おうと思うと確かにこの程度が適当かも。 1章1章は分量もないし、関連しつつも重複しない内容なのですいすい読める。 最も印象に残るのは、学界とビジネスの距離感。特にセキュリティ分野は学界の果たす役割がもっと大きいものだと(勝手に)思ってたので、協業が進むことを望みたい。2017/03/27

n16

2
積読になっていたのを解消。2010年の本なので仕方ないのかもしれないが、普段からセキュリティの話や情報を集めている人にはそこまでの目新しさは無いかもしれない。 章立てはコンピュータ系の雑誌の連載コラムの内容を書籍にしたような印象で、一つ一つの章が短め。電子書籍で空いた時間にちょっと読むにはちょうど良いかも。2014/01/12

nuna

2
著者はMcAfeeのCTO。マルウェア・ウイルスとその周辺の話題を1件数ページで語っている。ユーザ視点を忘れずに率直に語ってるのが良い。著者が今手がけているクラウドを利用したアンチウイルスソリューションが早く実現するといいなあ。2010/07/22

takachan

2
技術的に新しい情報はなかったが、いくつか参考にすべき新しい考え方はあった。業界関係者としては耳の痛いところもある。2010/07/04

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