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SELinuxシステム管理―セキュアOSの基礎と運用

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  • サイズ B5判/ページ数 265p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784873112251
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

米国国家安全保障局が開発したSELinuxが注目されています。SELinuxを導入すれば、高価な軍事レベルのOSを動かしている高信頼セキュリティシステムにしかなかったような高度なセキュリティ技術をLinuxシステムで利用できるようになります。つまり、攻撃や侵入の危険性を大幅に低減できるわけです。ただし、これは適切に管理されたSELinuxを使っていればの話です。SELinuxを適切に管理するためには、SELinuxが持つ複雑な機能、独自の考え方、ポリシー設定を理解する必要があります。本書では、SELinuxの概念・導入・設定方法をわかりやすく解説します。これからSELinuxをはじめる技術者にとって必須の入門書となるでしょう。

目次

1章 SELinuxの概要
2章 SELinuxのセキュリティモデル
3章 SELinuxのインストールと初期設定
4章 SELinuxのオペレーションとシステム管理
5章 SELinuxのセキュリティポリシーとポリシー言語の概要
6章 RBAC(Role‐Based Access Control)
7章 TE(Type Enforcement)
8章 その他のセキュリティポリシー言語
9章 セキュリティポリシーのカスタマイズ

著者等紹介

マッカーティ,ビル[マッカーティ,ビル][McCarty,Bill]
カリフォルニア州アズサ市のアズサパシフィック大学(APU)で、情報テクノロジーの教授を勤めている。15冊以上の技術書を著しており、たくさんの論文の執筆や講演を行っている。“IEEE Security and Privacy”誌で、Honeynet研究プロジェクトに関する記事の編集にあたっている。また、アズサパシフィック大学のHoneynet研究プロジェクト(HoneynetプロジェクトのHoneynet研究同盟と提携している)の主任を務めている。Honeynet研究プロジェクトの活動の一環として、米国の組織(CIA,DISA,FBI,NASA,NSAなど)や、米国以外の組織(英国のCESGやGCHQなど)のメンバーに助言を行ってきた。また、FBIとともにコンピュータ犯罪の防止と摘発のために活動してきた

田口裕也[タグチユウヤ]
日本高信頼システム株式会社。CTCテクノロジー株式会社にてサン・マイクロシステムズ社認定SolarisインストラクターとしてUNIXの教育事業を担当、Linux教育コース立ち上げにもかかわる。2003年より日本高信頼システム株式会社で教育事業マネージャとして、SELinuxやPitBull、TrustedSolarisなどのセキャアOS、TrustedOSのエンジニア教育を中心に講義、コース開発を担当。またアスキー発行の『Linux Magazine』2004年7月号~12月号で「ゼロから始めるセキュアOS SELinuxへの招待」を連載、NPOへの参加、講演などを通して、SELinuxの啓蒙に努めている。NPO日本オープンソース推進機構(JOSAO) SELinuxに関する専門委員会メンバー、Linuxコンソーシアムセキュリティ部会メンバー

根津研介[ネズケンスケ]
産能大学(旧産業能率大学)卒。NTTデータ先端技術株式会社ソリューション部。日立ソフトウェアエンジニアリングで日立製ベクトル型スーパーコンピュータのOS開発、国際フレームリレー網によるエクストラネットワーク構築、科学技術系ISVソフトウェアの移植技術支援、日立製ワークステーションからHPC機までのUNIX Operating System上へのフリーソフトウェアの移植、配布にかかわる。その後、地元ユーザ企業に移りネットワーク管理を行いながら各種コミュニティ活動の中で、セキュリティの研究と普及・啓蒙を行う。2004年より現職。日本Sambaユーザ会、NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)セキュリティ・スタジアム企画運営WG

林秀幸[ハヤシヒデユキ]
筑波大学卒。日本ヒューレット・パッカード株式会社(旧横河・ヒューレット・パッカード株式会社)で、UNIX全般にわたる顧客サポート、ソフトウェア開発、UNIXとX Window Systemの国際化と日本語/アジア環境の開発に携わってきた。現在、テクニカルトランスレーター/テクニカルライターとして活動している
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