内容説明
JavaServer Faces(JSF)は、ユーザインタフェイスとその上のイベント処理を軸にしてWebアプリケーションを構築するフレームワークである。それは、Strutsのようなコントローラサーブレットを中軸とするWebアプリケーションフレームワークと違って、ふつうの一般的なJavaプログラミングの概念、とくにSwingなどのGUIアプリケーションの概念でWebアプリケーションの開発を可能にする。JSFを使うと、ほかのフレームワーク製品のように、アプリのレベルでWeb固有またはフレームワーク固有の特殊なクラスを書く必要がない。ふつうのJavaクラスだけですむ。本書は、JSFの企画の策定メンバであるHans Bergstenが、ひとつの実用アプリケーションの開発と磨き上げのストーリーを展開しながら、JSFの実践技術のABCからZまでを教えてくれる。
目次
JavaServer Facesをよろしく!
JSFアプリケーションの作り方
JSFを使うための環境づくり
サーブレットとJSP入門
ビジネスロジックとユーザ認証
コンポーネントの作成と表示
入力を検査する
イベントを処理する
ナビゲーションを制御する
表形式のデータを扱う〔ほか〕
著者等紹介
バーグステン,ハンス[バーグステン,ハンス][Bergsten,Hans]
Gefion Software社の社長。同社は、J2EE関連の技術サービスとソフトウェア開発が中心業務。JavaServer Faces(JSF)の規格策定グループの最も活発なメンバーのひとりであり、またそれ以前から、サーブレット、JSP、およびJSTLの規格策定にも、初期から参加している。さらに、Apache Jakarta Project Management Committeeの委員のひとりとして、サーブレットとJSPコンテナの参考実装であるApache Tomcatの開発にも参加
岩谷宏[イワタニヒロシ]
印刷物になるコンピュータドキュメントの執筆や翻訳以外に、インターネットの上で初心者たちにJavaの基礎を教えることもしている
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