内容説明
多くの要因が複雑に絡み合うパフォーマンスについて、ボトルネックを見つけるための測定・評価・設定方法とそれを取り除いてシステムの効率を上げる方法、効率の良いコードの書き方を示す。パフォーマンスチューニングだけでなく、アーキテクチャ、OSの仕組み、ネットワークの動作など、計算機の基本からわかりやすく解説している。Unixシステムを効率良く構築・運用・管理するためだけでなく、コンピュータシステムを基礎から理解するための教科書としても有用なシステム管理者必携の一冊。
目次
1章 パフォーマンスチューニング概論
2章 処理内容の管理
3章 プロセッサ
4章 メモリ
5章 ディスク
6章 ディスクアレイ
7章 ネットワーク
8章 コードチューニング
9章 インスタントチューニング
著者等紹介
ムズメキ,ジャン‐パオロ・D.[ムズメキ,ジャンパオロD.][Musumeci,Gian‐Paolo D.]
Sun Microsystemsのパフォーマンス・アベイラビリティグループの研究員。特にネットワークパフォーマンスが専門。イリノイ大学の化学の学士号を持つ
ルキダス,マイク[ルキダス,マイク][Loukides,Mike]
O’Reilly & Associatesの編集者。システム管理、ネットワーク、プログラミング言語、コンピュータアーキテクチャへの関心が高い。電気工学の学士号、英文学の博士号を持つ
砂原秀樹[スナハラヒデキ]
1960年生まれ。1988年3月、慶応義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻、博士課程修了。工学博士。1988年4月より電気通信大学情報工学科助手、1994年6月より奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター助教授を経て、2001年4月より同大教授。2002年4月より同情報科学センター長。インターネット、モバイルコンピューティング、並列/分散処理等の研究に従事。JUNET、WIDEプロジェクトを通じて、日本のインターネット構築に従事。現在は、自動車とインターネットの研究を中心に行っている。WIDEプロジェクトボードメンバー
岡島順治郎[オカジマジュンジロウ]
独協大学前田ゼミ卒。普及しているプログラミング言語以外にもAPLなど少数派の言語も経験する。昭和63年からUNIXを使用し始め、大規模メールシステム開発などを行なう
高橋敏明[タカハシトシアキ]
学生時代に、ソフトウェア開発に興味をもち、ソフトウェアの勉強を開始。社会人になってからは、主に、大規模システム向けRTOS開発に携わる。その後、シリコンバレーで、ソフトウェアの知識を深める。現在、日本で、生涯一エンジニアであることを目標に、日々修行中
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