内容説明
Linuxのソースコードは誰でも目にすることができる。本書はこの恩恵を最大限に活かすための羅針盤である。複雑で難解なLinuxカーネルの仕組みを基礎からていねいに説明している。Linuxカーネルの基本機能を網羅し、ハードウェア依存部分についても踏み込んだ解説がされている。また、日本語版ではLinux2.6の情報を追加、Linuxの最新機能を概観することもできる。
目次
概要
メモリアドレッシング
プロセス
割り込みと例外
カーネルの同期処理
時間管理
メモリ管理
プロセスアドレス空間
システムコール
シグナル
プロセススケジューリング
仮想ファイルシステム(VFS)
I/Oデバイスの管理
ディスクキャッシュ
ファイルアクセス
スワップ処理:メモリ解放の方法
Ext2、Ext3ファイルシステム
ネットワーク
プロセス間通信
プログラムの実行
システムの起動
モジュール
ソースコードの構造