内容説明
本書は初心者からエキスパートまで幅広いニーズに対応するLinux実用ガイドです。時代とともに変わりやすい設定の詳細を説くのではなく、読者が自力で問題解決するためのLinuxの基礎知識を築くことに主眼を置いて、詳しくていねいに書かれています。Linuxシステムへの本格的な理解の上に、応用の利く実践的な知識を展開し、Linuxの導入から活用までを網羅。Linuxを本格的に理解して、使いこなすための決定版です。
目次
Linux入門
インストールの下準備
インストールと初期設定
Unixの基本コマンドと概念
システム管理の基礎
ファイルシステムと特殊ファイル
各種ソフトウェアとカーネルの更新
その他の管理作業
テキスト編集と印刷
X Window Systemのインストール〔ほか〕
著者等紹介
ウェルシュ,マット[ウェルシュ,マット][Welsh,Matt]
コンピュータ計算の研究者。カリフォルニア大学バークレー校でPh.Dを修了し、現在はバークレーにあるIntel Research Labsの研究者です。2003年の7月より、ハーバード大学コンピュータ科学科の教員になる予定
ダルハイマー,マティアス・カレ[ダルハイマー,マティアスカレ][Dalheimer,Matthias Kalle]
北部ドイツ在住のフリーの著者、翻訳家、およびソフトウェアコンサルタント。計算機科学と一般言語学を学んだ後、Star Divisionに勤務し、オフィススイートのStarOfficeをLinuxに移植する事業の責任者を務めた
ダウソン,テリー[ダウソン,テリー][Dawson,Terry]
アマチュア無線技士。電気通信工学分野で15年の実務経験があり、現在はTelstra Research Laboratoriesでネットワーク管理の研究に携わっている
カウフマン,ラー[カウフマン,ラー][Kaufman,Lar]
マサチューセッツ州コンコード在住の文書コンサルタントです。1983年よりUnixに関する執筆を開始して以来、System V、BSD、Mach、OSF/1、および今回のLinuxに関する著作がある。以前はBBSのオペレータもしており、1987年にはFidonetエコー(ニュースグループ)であるBiosphereとBioNewsを結成している。現在は、グローバルな生物保存ネットワークを確立するためのプロジェクトを率いている
山崎康宏[ヤマザキヤスヒロ]
惑星流体力学の研究者で、対象は地球の大気や海洋、木星や土星の大気運動など。数値実験や水層実験を幅広く手掛ける。コンピュータは趣味のはずだが、在日中から研究室でUnixやネットワーク環境の普及活動をしていた。1992年にカナダのトロントに渡るとすぐにLinuxに魅了され、1993年には翻訳と執筆で布教活動を開始。フリー文書『Linux情報メモ』とSoftware Design誌の連載『Linux活用メモ』などで日本へLinux熱を送り、オライリーのLinux関連書籍の技術監修や翻訳もしてきた。2000年にPh.Dを取って渡英し、現在は育児とオックスフォード大学物理学科の研究職員をしている
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