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Linuxデバイスドライバ 第2版 (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 599p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784873110813
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

本書はLinux環境で周辺機器をサポートしたい方、新たなハードウェアを開発してそれをLinux環境で使用したい方がデバイスドライバを書くための一冊。第2版ではカーネル2.4への対応を中心に全面的な改訂を行った。カーネルの中身についての詳細な解説とともに、移植性の問題を考慮したキャラクタデバイス、ブロックデバイス、ネットワークインタフェースなどのデバイスドライバの作成方法を実例を挙げて説明。また、対称型マルチプロセッシング(SMP)、USBなどの第1版以降に登場した主要な技術についても紹介する。

目次

デバイスドライバ入門
モジュールの作成と実行
キャラクタ型ドライバ
デバッグのテクニック
キャラクタ型ドライバの高度な機能
時の流れ
メモリの押さえ方
ハードウェア管理
割り込み処理
データの型と移植性
kmodと高度なモジュール化
ブロック型ドライバをロードする
mmapとDMA
ネットワークドライバペリフェラルバスの概要
カーネルの森を歩く

著者等紹介

ルビーニ,アレッサンドロ[ルビーニ,アレッサンドロ][Rubini,Alessandro]
Linux0.99.14をインストールしたのは、電子工学の学位を取得した直後だった。そして、パビア大学でコンピュータサイエンスの博士号を取得。しかし、論文を書きたくなかったので、大学をすぐに離れた。現在は、フリーランスのデバイスドライバ作成者として、そして物書きとして活躍中。子供ができるまでは若きハッカーとして活躍していたが、今や、PC以外のコンピュータプラットフォームのための道をつけた、フリーソフトウェアの老練な提唱者となっている

コルベット,ジョナサン[コルベット,ジョナサン][Corbet,Jonathan]
最初にBSD Unixのソースをハックしたのは1981年。コロラド大学の講師から、ページングアルゴリズムを「フィックス」するように言われたためだった。入手できたすべてのシステムについて内部を深く掘り下げ、VAX、Sun、Ardent、そしてx86システムのドライバを扱ってきた。最初のLinuxシステムを入手したのは1993年で、もう、後には引けなくなった。Linux Weekly Newsの共同設立者であり、エグゼクティブエディタである。コロラド州ボルダーに、妻と2人の子供と住んでいる

山崎康宏[ヤマザキヤスヒロ]
早稲田大学出身の康宏がカナダに渡ったのは、東京大学で博士課程在学中のことだった。Unix普及活動に時間を取られすぎ、何が本業なのかが分からなくなりかけて来たので、専門を海洋物理学から気象力学に変え、Ph.D課程を始めからやり直すことにした。しかし、トロント大学の計算機環境にも満足せず、自分専用のLinux環境を築いてしまった。Linuxによる便利な環境に感激し、日本での解説記事執筆を中心にLinux普及活動を始めたのが1993年。学位取得後は英国に渡り、惑星流体力学とLinux普及活動を続けている

山崎邦子[ヤマザキクニコ]
東京生まれ。米国ウィスコンシン州の小・中学校で英語を学ぶ。福岡県立修猷館高校卒。東京大学理学部の修士課程を海洋物理学専攻で修了。Unixに出会ったのは1990年ごろ。95年ごろからは、サブノートにLinuxを載せて持ち歩き、オライリー・ジャパン発行の『Linuxクイックリファレンス』の翻訳にも活用した。クリスマスカードから論文までをLATEX+TEXコマンドで作る「TEXニシャン」で、本書の第1版では翻訳に加えてレイアウト処理も行った。現在は、共訳者である夫とともに米国オックスフォードに暮らしている

長原宏治[ナガハラヒロハル]
有限会社NSプランニング代表取締役。ネットワーク関連システムの企画/開発/コンサルテーションなどを主に行う。System V R2とSunOSの頃からUNIXに親しみ、システム案件の傍らに翻訳/技術監修を行う

長原陽子[ナガハラヨウコ]
東京生まれ。プログラマーからテクニカルライターに転職。日本DECにてVT端末や各種ソフトウェアのマニュアル制作を経験した後、1995年よりNSプランニングにて、テクニカルライターおよびテクニカルトランスレーターとして、日夜、技術ドキュメントに取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。