内容説明
これまで科学の発見をなして歴史に名を残した科学者達がいた一方、そうではない人々もいた。発見という成功体験はいかになされたのか。本書は、過去の偉大な科学上の発見を例にとり、各分野で発見という成功体験に導いた共通的・汎用的な科学の思考法を、認知科学の知見を踏まえて説明している。
目次
科学と発見
第1部 近代科学革命の発見(「近代科学の父」ガリレオの発見;哲学者デカルトの発見;「近代科学の巨人」ニュートンの発見)
第2部 保存則の発見(「近代化学の父」ラヴォアジエの発見;物理学者ジュールの発見)
第3部 生物医学の発見(「遺伝学の父」メンデルの発見;「細菌学の父」コッホの発見;細菌学者フレミングの発見)
発見と創造的社会
著者等紹介
福澤義晴[フクザワヨシハル]
1948年生まれ。1971年、大阪大学工学部原子力工学科卒業。1978年、大阪大学大学院博士課程修了。1978年から1980年まで、西ドイツ「カールスルーエ原子力研究所(現ドイツFZK)」客員研究員。1980年より、「動力炉・核燃料開発事業団」勤務。その間、1985年から1987年まで、フランス「カダラッシュ原子力研究所」に駐在し、研究開発業務に従事。2005年より、組織統合によって独立行政法人「日本原子力研究開発機構」勤務。現在、「日本原子力研究開発機構」パリ事務所長。専門は、熱物質移動工学、安全工学、原子炉工学など。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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