目次
第1章 言葉をあてがう
第2章 “負い目”という桎梏
第3章 “支援”とはなにか
第4章 なぜ逃げなかったのか―震災の“当事者”をめぐって
第5章 “ふるさと”を失う?
第6章 震災と専門職―看護の“専門性”をマッサージする
第7章 “割り切れなさ”を生きる
第8章 震災という“出来事”をほぐす
喪服を着替えて―おわりにかえて
著者等紹介
西村高宏[ニシムラタカヒロ]
1969年(昭和44年)山口県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(文学博士)。東北文化学園大学医療福祉学部准教授、教授などをへて、現在、福井大学医学部准教授。専門は臨床哲学。2011年3月11日以降(東日本大震災以降)は、仙台市にある公共施設「せんだいメディアテーク」などと連携しながら、多くの被災者らとともに、震災という出来事を“対話”という営みをとおして自分たちのことばで語り直すための場(てつがくカフェ)を拓いている。現在は、医療専門職者や患者、ご家族、さらには一般市民らとともに、「医療とケア」に軸足を置いた哲学的な対話実践の場(てつがくカフェ「医療とケアを問い直す」)の構築にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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