川瀬巴水木版画集

川瀬巴水木版画集

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  • サイズ A4判/ページ数 207p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784872422030
  • NDC分類 733
  • Cコード C3071

目次

図版(シリーズ作品;単独作品)
資料(ポートレート;巴水の旅と写生;巴水の「新版画」制作)
再録資料(『川瀬巴水創作板画解説』;「版画の旅」;「半雅荘隨筆」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

108
図書館から借りてきました。林望さんが紹介した本で以前からこの方の木版画は印象に残って気にかかっていたので、まとめて作品が掲載されているこの本を鑑賞しました。すべて色刷りで非常に楽しめました。シリーズ作品が多いのですが単独の作品もあります。木版画とは思えないできで明治初期の頃の日本人作家の洋画のイメージなども思い浮かべました。2018/06/08

糸車

34
木版画集。誕生日祝いに上の娘にリクエストして買ってもらいました。日本の風景はこんなに美しいのだと改めて感じる。雲が、雨が、雪が、浮かぶ月が、沈みゆく太陽が様々に表情を変え迫ってくる。とても静かなのに風の音さえ聞こえてくるような。ああ、なんて素晴らしいんだろう。ちなみに、下の娘にリクエストしたのは吉田博の木版画集です。2016/07/19

ゆか

28
すごくよかったです。「金沢ながれのくるわ」(大正9年)「小千谷旭橋」(大正10年)「木場の夕暮」(大正9年)「新大橋」(大正15年)「中央市場」(昭和11年)「島原九十九島」(大正11年)「相州前川の雨」(昭和7年)「小樽の波止場」(昭和8年)「大阪道頓堀の朝」(昭和8年)「香川県和田浜」(昭和29年)「上州法師温泉」(昭和8年)が好き。夕暮れや夜の画のスケッチでは、自分の近眼によって間違ったところがないように、日中、夜と何度も同じ場所の写生を行っているものもあるとのこと。川瀬巴水の伯父が仮名垣魯文!!2018/08/13

出世八五郎

23
大正昭和に活躍。始め日本画を学ぶ。鏑木清方の門を叩くが洋画家を勧められる。白馬会葵橋洋画研究所に入り岡田三郎助から洋画を学ぶが挫折し、再度、鏑木清方に入門志願し2年修行する。伊東深水(※歌川国芳から月岡芳年、水野年方、鏑木清方、伊東深水と続く流れを「玄冶店派」と呼ぶ。)の風景木版画連作〈近江八景〉を見たことからの影響で、浮世絵版画絵を手掛け始める。歌川(安藤)広重“東海道五十三次絵”のような風景画を描く。最初に見た氏の作品は代表作“芝増上寺”“馬込の月”などだが、彼の作品の良さは“雪”と“闇”だと思う。2017/01/13

ひつじ

15
これが木版画なのが信じられない。 冬の寒さの中の陽だまりの温かさ、雨が川へ降る音、夏の匂い。作品を見ているとそんな五感が感じられる。 たまに描かれる人も後ろ姿だったりうつむき顔だったりするのに何となく愛嬌を感じてしまう。 また本物が見たい。2017/07/04

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