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現代SF1500冊―乱闘編1975‐1995

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872339277
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

サンリオSF文庫の衝撃、サイバーパンクの高揚から、SF「冬の時代」まで――傑作・名作・怪作・珍作・駄作・愚作ひっくるめ、読んで読んで読みまくる! 20年分のSFすべてを1冊に濃縮パックするSF時評大全・採点付き。

内容説明

20年分のSFすべてを1冊に濃縮パックするSF時評大全・採点付き。サンリオSF文庫の衝撃、サイバーパンクの高揚から、SF「冬の時代」まで。傑作・名作・怪作・珍作・駄作・愚作ひっくるめ、読んで読んで読みまくる。

目次

第1部 海外SF問題相談室1987~1991(十分でわかる翻訳SF出版史1975‐1989;正義と真実のサイバーパンク!;まだまだ続くサイバーパンク祭り;巷のサイバーパンク言説メッタ斬り ほか)
第2部 「新刊めったくたガイド」SF時評(『ウェットウェア』のスピードに酔う;『完全な真空』は奇想SFのオールタイムベストだ!;山田正紀はやっぱりすごいぞ!;『文学部唯野教授』に抱腹絶倒! ほか)

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県生まれ。京都大学文学部アメリカ文学科卒。1986年、ブラッドリー『惑星救出計画』(創元推理文庫)でSF翻訳者デビュー。『小説奇想天外』の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラムを連載。『本の雑誌』新刊SF時評は90年から(二度の中断をはさみ)継続中。95年4月スタートの世界最長寿ウェブ日記は現在もたまに更新中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

20
純粋に扱われている20年間の「超面白い小説」ガイドとして最高峰であるだけでなく、サイバーパンクブームに沸いていた80年代SF界の狂騒を現場から伝えるドキュメント、資料的な面白さも充実。大森望にもこんな戦闘的な時代があったのだ、というくらいサイバーパンク派と守旧派双方に噛みつき、その勢いでフェミニズムSFにも鋭い目配りを示すエッジの尖りっぷりはまさに若きSF人の才気爆発という感じ。サイバーパンクブームから日本SF冬の時代、そして雪解けの時代までを一気に一望できてさらに各年の最高の小説を手堅く知れる一冊である2017/12/29

緋莢

17
著者初の商業連載であった『小説奇想天外』で連載されていた「海外SF相談室」(1987年から1991年)と、『本の雑誌』で、1990年から現在まで続く(ただし、途中で何度か中断はあった模様)「新刊めったくたガイド SF時評」を中心にまとめられた本。「海外SF相談室」は、著者自身も「思いっきり力が入っています」と書いているように、書評で結構辛い点数をつけていたり(ただし、ダメな理由もちゃんと書いているので説得力がある)(続く2023/01/18

あさひ

13
乱闘編とはよく言ったもので、まるで本の異種格闘技乱取り1500本てなもんです。SFのみならず、ミステリにも言及し、わくわくさせられました。また楽しみが増えましたが。。苦しみにも似た楽しみ。知れば知るほどアリ地獄。読みたいのは罪か、欲しいのは性か。2013/04/16

ろびん

4
新人ライターの大森さんって滅茶苦茶違和感ですが。序盤ずっとサイバーパンクの話題だったり、時代ですね……。2020/07/14

深海魚

4
自分が生まれる前のSF状況も知れて面白かったです。しかし大森さん、昔のほうが毒舌でハッチャケてたんですねぇ。グレッグ・ベアの『天界の殺戮』を「ベア畢生の大駄作」とボロクソ言ってて笑ったw2013/05/01

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