内容説明
全世界で8600万本を突破したゲームソフト『ポケットモンスター』。その生みの親が赤裸々に語る苦悩と情熱が入り混じった“青春”の日々!20世紀のテレビゲームを総括する、連続インタビューを完全収録。
目次
第1章 田尻智との邂逅
第2章 田尻智の80年代
第3章 田尻智の90年代
対談 田尻智×杉森建
第4章 田尻智の創り方
著者等紹介
田尻智[タジリサトシ]
1965年生まれ。1981年国立東京工業高等専門学校に進学。セガ主催の「TVゲーム アイデア大賞」に応募。優秀賞。1983年同人誌「ゲームフリーク」を創刊(3月20日)。アスキーより発行されていたコンピュータ専門誌『ログイン』を中心にライター活動を開始。1989年4月26日「株式会社ゲームフリーク」を設立。代表取締役に就任。1990年4月、初めての著書「パックランドでつかまえて」をJICC出版(現宝島社)より発売。1996年2月、企画立案から6年をかけたゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』を発売
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんま
5
田尻さんの童心により生まれたポケモンがどのように作られたかという制作秘話みたいな感じで書かれていました。既存のシステムを改善して新しいものとして見立てるスタイルはかっこいいです。そして辞めたプログラマーの補填の取り方が圧巻でした。ぜひ初代のポケモンに興味がある方は読んでほしいです。開発費を集めるためにいろんなゲームを作ったと書いてあったが、自分がめちゃはまった「ヨッシーのたまご」って一瞬で作ったんですね。2018/07/09
ゴルヴァチョフ書記長
2
田尻さんのインタビュー集。 写真も良かった。
コウみん
1
ポケットモンスターの誕生秘話。 元の名前はカプセルモンスターだったらしい。 初期はドラクエみたいな設定でそれが今のポケモンになって田尻さんのアイデアはとても素晴らしいと思った。 ちなみにこの本は大塚ギチさんも編集に関わってある。 2023/04/28
今来
1
ポケモンが好きで読んでみました。田尻さんはすごい、というのが一番の感想です。生まれてないので90年代より前は全く知らないけれど、ドラマとか今まで見てきたメディアの知識も合わせてなんとなく本書で語られる80年代の想像は出来ました。田尻さんの考え方というか行動力というか、そういうものを見習いたいなと思いました。やっぱりポケモンの話や資料にはドキドキしました。2014/12/18
westzakk
1
ポケモンの産みの親、田尻さとしさんが当時の資料を交えて製作秘話を語ってくれます。 赤・緑の企画書が載っているのも感動的。「野生のカビーンが現れた!」←一番の笑いどころ。まさか、これは、あのカビゴンの初期デザインなのか?!必見ですw