Love & peace
「あと一球っ!」の精神史―阪神ファンとして生きる意味

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872337808
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

気鋭の批評家にして熱烈な阪神ファンでもある著者が、驚愕の阪神タイガース史をひもとき、たどりついた「阪神ファンとして生きる」覚悟。高揚と不安の間で揺れるすべての阪神ファンに贈る、「あと一球っ!」の精神史!

内容説明

気鋭の批評家にして熱烈な阪神ファンでもある著者が、驚愕の阪神タイガース史をひもとき、たどりついた「阪神ファンとして生きる」覚悟。高揚と不安のあいだでゆれる、すべての阪神ファンに贈る、「あと一球っ!」の精神史。

目次

阪神は日本を救う!?
阪神という迷宮
新しいファンの出現
「阪神タイガース」の誕生
道化としての阪神
おぼれるものは阪神をもつかむ
阪神タイガー「ス」の謎
保護対象としての関西
野村監督から星野監督へ
阪神タイガースと株式会社阪神タイガース〔ほか〕

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
昭和30年1月13日京都生。京都大学工学部建築学科卒。評論家。現在、国際日本文化研究センター教授。専攻は文化史、建築史、意匠論。昭和61年『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞。平成11年に「南蛮幻想」で芸術選奨文部大臣賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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この作品のポイントは2点 ①2リーグ分裂後V9までは読売巨人依存型のプロ野球であり、特に阪神タイガースは観客動員数の点でその依存率が高かったということ。わたしは特に巨人ファンではありませんが、以前は巨人あってのタイガースだと感じていました。何故なら、周りのタイガースファンは押しなべてアンチ巨人で、その存在無くてタイガースのアイデンティティは成り立たないように思っていました。関西人の対東京コンプレックスの裏返しと同じ感覚で好きではなかったのです。2015/12/02

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②タイガースの今日の人気は決して球団の戦略が的を得たというわけではなく、朝日放送等のマスメディアが『六甲おろし』を有名にして甲子園に多くの観衆を集め、85年以降は関東地方へも波及した。それには巨人の人気低落により、巨人1極ではなく、対抗するライバルを育成、それがタイガースで、プロ野球人気を維持するために、読売側も阪神の強化に協力的だったと述べている点。2015/12/02

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プロ野球球団の脱巨人が他の地区でも推進されてきて、今日のプロ野球の多極化に繋がっている。そういう点ではTVのプロ野球の視聴率が落ちてきており、それがプロ野球人気の凋落という論調もあるが、視聴率については関東地区が主であり、むしろ各地で裾野が広がってきているのではないかと感じている私にとって共感できる作品でした。2015/12/02

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