内容説明
クドカンＰＲＥＳＥＮＴＳ妄想学園ストーリー。
目次
第１章 女子を取り仕切る謎の裏番―永作博美
第２章 鼻が折れても“世直し”まっしぐら―的場浩司
第３章 野球部所属でバンドマン―阿部サダヲ
第４章 憧れのマドンナ―相田翔子
第５章 普段は目立たないが将棋（と寝グセ）は日本一！―羽生善治
第６章 クラス１のモテ男―及川光博
第７章 おしゃれでミーハー―安野モヨコ
第８章 恐怖！怒ると贓物を投げつける先生―遠藤ミチロウ
第９章 宮藤官九郎書きろし作文「学園ドラマ・３年Ａ組ミチロウ先生」
著者等紹介
宮藤官九郎［クドウカンクロウ］
１９７０年７月１９日生まれ。宮城県出身。大人計画所属。俳優、脚本家、演出家として活躍する他、バラエティ番組への構成参加や、パンクコントバンド“グループ魂”では、構成、ギターを担当するなどマルチな才能を発揮。脚本では、映画『ＧＯ』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、読売文学賞戯曲・シナリオ賞他、名だたる映画賞を総なめ。ＴＶドラマ『木更津キャッツアイ』では２００２年度芸術選奨・文部科学大臣新人賞受賞。その他、映画『ピンポン』『ドラッグストア・ガール』『アイデン＆ティティ』、ＴＶドラマ『池袋ウエストゲートパーク』『ぼくの魔法使い』などの脚本も手掛ける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
69
理想のクラスを作りたいというところからスタートした対談集。同世代の人たちとの話ってやっぱり盛り上がりますね。相手はクドカンの憧れの人や真逆の人とかバラエティに富んでいるのも興味深いです。ミッチーは相変わらずミッチーでキラキラでした。個性的なメンバーなので、こんな人たちと中学生活をやり直したら面白いだろうなと思いました。最後の作文もぶっ飛びます。2015/07/04
さすらいのアリクイ
17
宮藤官九郎さんが的場浩司さん、阿部サダヲさん、相田翔子さん、羽生善治さん(！)といった方たちと「学生時代はどんなことやっていたのか？」ということを話す対談集。羽生さんが「中学時代はジャージを着て通学が流行」ということを話されたり、相田さんと宮藤さんが自分の芝居の初舞台は何を演じたのかを語ったり、阿部さんの高校の帰宅部の人は何をしてたの？ と聴いたら阿部さんが「江戸川で酒飲んでキスしてた」なんて話になったりと、フリーダムな内容。全体的に甘酸っぱい感じなのは喋っているのが思春期の話だからか。面白いです。2017/10/08
サラダボウル
15
そうか、クドカンも妄想するのかぁ、作家だもんねと面白く読んだ。彼と同世代の人々との対談集。イメージで、永作博美を「謎の裏番」としてみたり（実際は朗らかで素敵でした）、的場さんはヤンチャすごいけど、世直しまっしぐら、自然大好き！「役者の仕事が好きだからケンカはしないよ」って格好いい！及川ミッチー、いいですよねー。そして、おっ、将棋の羽生さんの意外な素顔「八王子の山奥出身です。仙台よりすごい田舎です。菊池桃子さんのファンでした（即答）」個人的には東北関東を離れて、九州のホームコメディが観たいかなぁ。2022/08/31
五月雨みどり
14
クドカンが同い年（1970年生まれ）の有名人をゲストに中学時代の思い出を対談で共有，対談の最後にゲストの希望で教室の席順を決め，巻末にはそのクラスの様子を妄想で書き起こすという，クドカンらしい企画本。私も同い年なので，ニタニタしながら読んだ。これは2003年の本だからまだみんな若いけど，みんな50歳になったこのあたりで是非2021年版もやってほしい，もっと色々いるし，あんな人こんな人。2021/05/01
わをん
8
宮藤官九郎さんの同世代の人たちを集め対談をし、妄想上の中学校クラスメートの席割りが決められていく。世代が違いすぎて対談の中で名前が出てくる有名人、アーティスト半分以上知らない方でした。面白かったのがミッチー、羽生棋士の対談。羽生棋士は３月のライオンの名人のイメージの影響なのか、取っ付きにくい人だと思っていたのですが、朗らかな方でびっくりしました。ミッチーは自他共に認める自分大好き人間だけど、ユーモアに溢れ、意外にも現実的。ふわふわして自分を誉めてほしいだけのナルシストとは違うから好ましい2015/08/05
