阪神タイガースの正体

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872335651
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

阪神タイガースはいかにして象徴となったか!?気鋭の批評家であり熱烈な阪神ファンでもある著者が、独自の視点から浮かびあがらせた「タイガース伝説」「タイガースファン」の真実!知的興奮あふれる前代未聞の「タイガース論」にして画期的「プロ野球ジャーナリズム論」。

目次

第1章 阪急、南海、そして阪神
第2章 ひきさかれた球団
第3章 プロ野球創世記
第4章 阪神をそだてたもの

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
昭和30年1月13日京都生。京都大学工学部建築学科卒。評論家。現在、国際日本文化研究センター助教授。専攻は文化史、建築史、意匠論。主な著書に『霊柩車の誕生』(朝日新聞社)、『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、講談社学術文庫)、『邪推する、たのしみ』(福武書店)、『ノスタルジックアイドル・二宮金次郎』(新宿書房)、『美人論』(リブロポート、朝日文庫)、『狂気と王権』(紀伊国屋書店)、『南蛮幻想』(文芸春秋)、『愛の空間』(角川書店)など。昭和61年『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞。平成11年に『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞を受賞
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感想・レビュー

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katashin86

1
在阪私鉄球団を裏切ってのセリーグ残留で得た東京読売への唯一の抵抗者という立ち位置と、ろくに優勝もできない弱小な道化チームの姿の上方芸人との相似性、それぞれが大阪の象徴として受容されてきた阪神球団の歴史が、著者独特の切れ味ある語り口でつづられる一冊。 「ダメ虎」末期・2001年初版のあと、球界変動の中で読売巨人はかつての特権的ポジションを喪失した。対して阪神はライバル阪急に買収されてその姿を変えつつも、依然関西圏の象徴たる立ち位置を維持し続けている、その強さに改めて不思議さを感じた。2023/07/08

波 環

1
桂離宮や伊勢神宮の研究手法をタイガースに応用した名著(≧∇≦) タイガースはマスコミのおもちゃや‼︎ を歴史的にひもとく。中古をアマゾンで買ったらサイン本だった。読んだ気配まるで無し。たて縞の装丁と黄黒の帯に惑わされて買ってサインしてもらったら、字ばっかりでなんやねん? なかんじ? 猛虎魂あふれる一冊。2014/01/09

ponchang

0
なかなかの内容。2016/10/10

Kazunori Tsutsumi (conner)

0
2リーグ分裂時に毎日や阪急主体のパリーグへ行かず、読売の好敵手としての道を選んだという事。本自体は同じことの繰り返しで、なぜこんなに分厚いのかが不思議でした。2020/02/06

ind

0
内容はタイトルとは少し異なるプロ野球史って感じです。創成期からのプロ野球の社会における位置づけやチーム間の力関係などを主に球団の資料や新聞記事を基に描かれています。1960年代までのタイガースが大阪、関西では現在のようにダントツの人気球団ではなく、むしろ南海ホークスが対ジャイアンツ、東京に対する象徴の位置を占めたいたっていうのは、1958年堺生まれの私にはなんとなくわかります。2015/12/01

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