出版社内容情報
ネットワーク生態学は生物連鎖や知人関係、情報通信などの物理的、経済的、あるいは社会的なつながりにおける、結合法則や情報の流れを解明するものだが、研究としてはまだ少ない。本書内の「ネットワークの形態論」(松岡正剛、pp.349-353)はその先端的な内容を解説した最初のもの。他にも上林「インターネット空間を包括した地域社会デザイン」(『信学技法』IM39-3, pp.11-18, 2001)等を参照されたい
内容説明
ネットワーク空間で、いま何がおこっているか。国内最大のパソコン通信サービス・ニフティがおくる「ネットワークコミュニティ研究」の成果。日本のコンピュータ・ネットワーカー800万人が生活する「言葉」たちの超空間。そこには、新しい「知恵」と「価値」を生みだすしくみが芽生えている。モニターの上で響きあう無数の情報コミュニティにログインした30人のメッセージ。
目次
序章 「電子の心地」をもとめて
第1章 モニターの向こうのコミュニティ事情
第2章 サイバー・コミュニケーションの文法
第3章 ネットワーク経済とコミュニティ編集
終章 世界と自分とコミュニティをつなぐ