内容説明
ドイツとソ連が力の限りを尽くして戦った独ソ戦。この戦いは第二次大戦の中でも最大規模で行われ二度と同等の戦いは起こらないだろうと言われる。本書では人類史上で空前絶後の戦いである独ソ戦をマンガやイラスト、地図を交えつつ徹底的に解説。戦いのあらましや独ソ両軍の戦略と戦術に加えて主要人物や兵器、エピソードまでを紹介する。さぁ、アツくてヤバい独ソ戦への扉を叩け!作戦名は「バルバロッサ」。
目次
第1部 独ソ戦前史
第2部 1941年運命の開戦、「バルバロッサ」作戦発動!
第3部 1942年激闘スターリングラード!ドイツ軍、油田への長征
第4部 1943年激突、クルスク大戦車戦!東部戦線のターニングポイント
第5部 1944年赤い鋼鉄の奔流ドイツ軍、決死の後退戦!
第6章 1945年ドイツ本土最終戦!東部戦線最後の5カ月間
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
VC
5
漫画のネタは「使っていいのか!」というものが多かったが内容はまじめ。だけど気に食わないのが、最後の独ソ戦の戦死者と日本の戦死者数を比較して日本の損害がかすむと書いてあるのが気に食わない。よくドイツと日本戦死者数を比較して、日本の損害はドイツに比べると微々たるものだと書いているのがあるが、そういう本を読むと「こいつは何が言いたいんだ」と思ってしまう。いかに独ソ戦が巨大な戦いだということを表したいからといって、この書き方は無い。2011/07/11
代理
4
わかりやすい。陸軍以外の活躍も載ってて良かった。しかし配慮が足りない書き方が多いと思うし、どうしても不謹慎な感じがした。『おわりに』の文章は不快でしか無かった。2014/11/23
harass
4
史上最悪の地上戦独ソ戦を始まりから終わりまでをざっとまとめてある本文がメインで、付属の漫画・イラストなどは萌え美少女の絵柄で非常にサブカルパロディの要素が強い。 メインである文は読みやすく、豊富な戦況図が丁寧に入っている。軍事用語集もあり、このたぐいの本の初心者向けによく配慮されている。 独ソ戦の戦記ものは多いが中途半端だったり、古い情報も多かった。この本は、後に発掘された戦いや最初から終わりまでがまとまって読める。ハルベの戦いもちゃんとあった。2011/09/09
koji
3
第2次世界大戦のわかりやすい解説本を探してたところでミリタリーコーナーで見つけた本。表紙は恥ずかしいものの解説は地図を用いてわかりやすく解説されていたと思う。普通の戦記物にとっつきにくいという人にはおすすめだと思う。こっちはこっちで別のとっつきにくさはあるけど・・・。 まあしかし、緒戦で圧勝ムードだったドイツがいかにして追い詰められていったかが段階的によく伝わってくる。内容に抵抗がなくてあまり歴史を知らない人には一読の価値はあると思う。2015/05/02
delta10032
2
表紙に騙されずに読んでみて欲しい本。初心者の私には適度に詳しく分り易かった。勿論表紙買いしちゃうのもアリですっていうか推奨。縞騎士物語マダー?2011/09/08