内容説明
『純粋人工知能批判』は、深い知識に基づいて冷静な目で現実を見つめなおす書である。本書は、コンピュータが社会全般に浸透することに伴う基本的な問題を指摘する。本書によってわれわれは、コンピュータという新しいテクノロジーに対する当然の不安の本質をはっきり認識し、問題の全体像を把握したうえで、コンピュータが果たすべき役割を知ることができるのである。
目次
プロローグ 「心には心なりの、理性の預かり知らぬ論理がある」
第1章 ビギナーからエキスパートまでの5段階
第2章 論理マシンとその限界
第3章 人工知能の高い理想と厳しい現実
第4章 エキスパート・システム対エキスパートの直観
第5章 コンピュータと学校教育:道具として、テユーターとして、生徒としての役割
第6章 経営技能と経営科学
結論 考えるモノとしての人間
エピローグ 理性を持つ動物の陳腐化