内容説明
豊かな実りの季節を迎え続けるために。ミツバチと共存する世界をいつまでも。
目次
1 ミツバチが減ると何が問題か
2 なぜ日本でミツバチが減っているのか
3 世界中でミツバチが減っている理由
4 ミツバチでないとダメな理由
5 ミツバチ減少防止の対策
6 なぜ女王蜂の新たな輸入は危険なのか
7 来年の野菜・果物への影響は
8 重宝されるミツバチの生態とは
9 ニホンミツバチ個人養蜂の勧め
10 だからミツバチが必要だ
著者等紹介
吉田忠晴[ヨシダタダハル]
1946年北海道生まれ。玉川大学学術研究所ミツバチ科学研究センター教授。農学博士。69年玉川大学農学部卒業後、78年から80年に国際協力事業団(現・国際協力機構)の養蜂専門家として南米パラグアイ国の養蜂技術協力に従事。87年から88年、フランクフルト大学ミツバチ研究所研究員。専門は養蜂学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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helpless
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ミツバチは家畜。言われれば当たり前だが、本書を読むまでは気付かず、養蜂には別の感覚を抱いていた自分に違和感を深く感じた。人間生活とハチの関係性について判りやすく、尚かつ、今後の課題まで触れられていて。とても勉強になった。2010/06/02
nuna
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ミツバチが蜂蜜だけでなく農作物にとても役に立っていること、様々な理由から近年ミツバチが減っていること、ミツバチの代わりになる蜂は見つかっていないことなどミツバチの重要性が平易な文章でよく分かる。ミツバチに関するニュースに関心があるけど「ハチはなぜ大量死したのか」はちょっと厚いという人にもお勧め。2010/02/21
shimano
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野菜・果物等の受粉に重要な役割を果たしているミツバチの減少に警鐘を鳴らしている書です。 会話調で専門用語もほとんど出て来ないことから、小学校高学年程度から読めると思います。 外国でも減ってきているとのことですので、食糧確保の面からも気になるテーマです。2009/12/25